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星空へのあこがれ

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古代の人々は、夜空の星を季節や方角のよりどころとしていた

人類は、古くからさまざまな形で、宇宙とかかわりをもって歩んできました。古代の人々は、夜空の星が1年の時間の流れとともに規則正しく運行していることを知り、季節や方角を知るよりどころとしていたのです。古代エジプトでは、星の観測によって季節を正確につかみ、母なる川「ナイル川」のはんらん期の予測をはじめ、農作物の植え付けや収穫に役立てていたとされています。航海など長距離の移動にも夜空の星に関する知識は欠かせないものでした。

カルデア人が星々にみた動物や人間が、星座のはじまり

星座の始まりについてはよく分かっていない点も多いのですが、今から約5,000年ほど前の紀元前3,000年ごろ、古代文明の栄えたバビロニア(チグリス川とユーフラテス川の流域――アラビア半島のつけ根あたり)のカルデア人が、夜空の星に名前をつけたのが始まりだと言われています。カルデア人は、太陽がちょうど1年で空を通る道、つまり黄道(こうどう)にそった星座を12個つくりました。これが、現在でも使われている西洋星座のはじまりです。

星座に息づく、古代の人々が感じた星々の神秘

古代の人々にとっては、夜空に光り輝く無数の星々は神秘的な存在でもありました。星や惑星の動きのようすから地上の現象を予測する星占いが生まれてきたことも、星座の成り立ちにつながっているといえるでしょう。カルデア人のつくった黄道12星座は、ほかの土地にも伝わり、しだいに数が増えていきました。やがてギリシャに伝わって形が整えられ、紀元2世紀ごろにはクラウディオス・プトレマイオスが48個の星座をまとめました。また、中国では「二十八宿」という独自の星座がつくられ、日本に伝わってきました。現在正式に認められているのは、1928年に国際天文学連合が定義した88個の星座です。