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生物の多様化がはじまった

生命は誕生以来しばらくの間、顕微鏡でしか見えないような大きさのものばかりでしたが、今から約6億年前、先カンブリア時代の終わり頃になると一気に大型化し、数十cmのサイズのものも現れました。これらの化石は主にオーストラリアから発見され、その地の名前をとって「エディアカラ生物群」と呼ばれています。この時期はまだ、植物と動物は分かれていませんでした。他の生物を襲って食べる生物が出現したのもこの頃だと考えられています。

カンブリア大爆発

今から約5億3,000万年前、古生代カンブリア紀になると爆発的に生物の進化が進み、多種多様な生物が現れました。これは、気候の変動に伴うものだといわれています。現在も生息している生物の祖先は、この時期にすべて現れたと考えられています。特にカナダのバージェス頁岩層(けつがんそう)から発見された動物群は「バージェス動物群」と呼ばれ有名です。当時最大の大きさを誇っていたアノマロカリス、最も多く生息していたと考えられている三葉虫(さんようちゅう)、5つの複眼をもち口が象の鼻のようになっているオパビニア、脊椎(せきつい)動物の祖先と考えられているピカイアなどが知られています。

動物たちの上陸

最初に上陸を果たした生物は植物の仲間で、今から約4億5,000万年前のことでしたが、その後を追って、まずは体が固い殻で覆われている昆虫やサソリの仲間がはじめに上陸しました。今から約4億年前、シルル紀の終わり頃のことです。当時は今では見ることのできないほど巨大な昆虫類が栄えていました。羽を開いたときの長さが70cmを超える原始的なトンボの仲間メガネウラや、体長10cmほどの原始的なゴキブリの仲間であるプロトファスマ、全長が2m近いムカデの仲間などが発見されています。

両生類の誕生

脊椎動物の祖先はカンブリア紀に誕生しましたが、その後、進化を重ねてまず現れたのが魚類の仲間です。全長6mにも及ぶ巨大魚ダンクレオステウスやサメの祖先であるクラドセラケ、ウナギの祖先であるレゲンドレレピスなどが知られています。初期の魚類には、えら以外に肺をもつ種がおり、その中には時折陸上に上がるようになる種も現れました。現在でも、肺が発達している魚類としてハイギョが知られています。それらの中から、ひれを腕に進化させて陸上生活に適応するものが現れ、両生類となったと考えられています。今から約3億6,000万年前、デボン紀のことです。最古の両生類の仲間にはアカントステガやイクチオステガなどが知られています。

現生するハイギョの仲間、プロトプテルス・アネクテンス。 (c) Mathae
現生するハイギョの仲間、プロトプテルス・アネクテンス。 (c) Mathae

爬虫類の時代

両生類の仲間から、皮膚がうろこで覆われ、乾燥に強いものが現れました。爬虫類(はちゅうるい)の誕生です。今から約2億5,000万年前のことだといわれています。爬虫類は乾燥に強い固い殻をもつ卵を生むため、一生、陸上で生活できるようになりました。当時の爬虫類は、大きく2つに分類されます。哺乳類(ほにゅうるい)の祖先と考えられているグループ(哺乳類型爬虫類)と、恐竜や現在のワニなどの祖先と考えられているグループです。初めに栄えたのは前者で、大きな帆をもつディメトロドンやキノグナトゥスなどが知られています。ところが、2億4,500万年前の生物の大量絶滅を境に両者の勢力は逆転、中生代になってからは、地上には恐竜が、海中には魚竜(ぎょりゅう)や首長竜(くびながりゅう)が、空には翼竜(よくりゅう)が栄えるようになったのです。地球の生命史上、もっとも巨大化したのが恐竜の仲間で、全長が30mを超える種もいたと考えられています。

恐竜ティラノサウルスの化石標本。 (c) David Monniaux
恐竜ティラノサウルスの化石標本。 (c) David Monniaux

哺乳類の時代へ

地上を闊歩(かっぽ)していた恐竜の仲間は、約6,500万年前に絶滅してしまいます。絶滅の原因は明らかになっていませんが、直径10kmほどの小惑星地球に衝突して環境が大きく変わったため、という説が有力です。その小惑星の衝突した跡と考えられているクレーターがメキシコのユカタン半島で見つかっています。その後、中生代には細々と生活していた哺乳類の仲間が栄えるようになったのです。当初はネズミやリスなどの小型の哺乳類ばかりでしたが、徐々に大型化していき、全長が6mにもなる巨大ナマケモノのメガテリウムなども現れました。その後、氷河期などを経て、現生の哺乳類へと続いていきます。

鳥は恐竜から進化した?

鳥類の起源はいまだ明らかにはされていませんが、現在では小型の恐竜から進化して鳥となったという説が有力です。中生代の間は、空の主役は鳥類ではなく翼竜でした。そのため、初期の頃の鳥類は、木と木の間を飛び移りながら生活していたと考えられています。また、翼に羽毛が生えているのも鳥類の特徴です。