JAXA | 宇宙情報センター SPACE INFORMATION CENTER

メニュー

メニュー

ポンプ座

シェア

関連情報

分類:星座/神話

名称:ポンプ座
学名:Antlia
小分類:南半球
日本で観測できる時期:2〜6月の4ヵ月間
見ごろの季節:春(20時正中は4月)

ポンプ座は、しし座の1等星レグルスのずっと南、うみへび座の腹の中ほどのやや南にある星座で、近世の化学実験に使われた真空ポンプを表したものとされています。1763年、ラカーユによって星座に加えられたものですが、折れ線のようにあいまいな形で、明るい星もないため、見つけにくい星座です。アルファ星(一番明るい星)を見つける場合は、うみへび座の頭と、うみへび座のアルファ星「コル・ヒュドレ」を結んだ線を南に1.5倍伸ばしてみると良いでしょう。ただし3等星なので、あまり見栄えはしません。

1.見つけ方のポイント
うみへび座の南にある星座で、春に南の空低く昇ります。見つける場合は春の南の空で、しし座の1等星レグルスからずーっと南へ目を移していくのがいいでしょう。地平線すれすれに、ポンプ座の3角形が見つかります。しかし、暗い星ばかりですので、はっきりとした形を見分けるのは難しいでしょう。

2.神話の内容について
18世紀のフランスの天文学者N・L・ラカーユ(1713〜62年)が、1763年に作った星座です。星図の絵を見ると、「ポンプ」といっても水を汲み上げるものではなく、化学実験に使われる、空気を抜く真空ポンプをかたどったものであるようです。神話とはまったく関係ありません。ラカーユは、アフリカ大陸の南端、現在の南アフリカ共和国のケープタウンに住み、南天の星の研究を行いました。

3.同じ時期に見える星座について
春に南の空低くに昇る星座ですので、春の星座と一緒に見ることができます。北にはうみへび座ろくぶんぎ座しし座、西にはらしんばん座おおいぬ座を見ることができます。また、南にはほ座など、東にはからす座ケンタウルス座などが見えます。

4.主要都市での観測について
日本全国で観測することができます。

※参考文献:「星座クラブ」沼澤茂美著(誠文堂新光社)、「星のポケットブック」(誠文堂新光社)、「星座天体観測図鑑」藤井旭著(成美堂出版)、「星座・夜空の四季」小学館の学習百科図鑑、「星座博物館・春」、「同・夏」、「同・秋」、「同・冬」、「同・星座旅行」瀬川昌男著(ぎょうせい)、「星空ガイド」沼澤茂美、脇屋奈々代著(ナツメ社)