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ロケット以外の飛翔体

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飛行機やロケット以前に発明された「大気球」は、現在でも工学実験や科学観測などで高頻度に利用されています。

薄いポリエチレンフィルムで作られた気球に、空気より軽いヘリウムガスをつめ、観測や実験用の装置を搭載して高度10km~50kmまで上昇します。

主な用途はオゾン層や温暖化ガス、宇宙粒子線などの観測、測定器技術の検証、微小重力実験などで、搭載機器の制限が少なく飛翔機会も多いのが強みです。観測・実験の可能範囲を広げるために、数ヵ月にわたる飛翔を可能にする「スーパープレッシャー気球」や、成層圏を越え中間圏での飛翔を可能にした「超薄膜高高度気球」などの開発がすすめられています。

2003年には、日本の宇宙科学研究所(現 宇宙航空研究開発機構(JAXA))が開発した超薄膜高高度気球が高度53 kmまで到達し、世界最高気球到達高度を30年ぶりに塗り変えました。

放球直後の薄膜高高度気球
放球直後の薄膜高高度気球