JAXA | 宇宙情報センター SPACE INFORMATION CENTER

メニュー

メニュー

太陽の誕生

シェア

関連情報

太陽はおよそ46億年前に誕生しました。私たちは太陽そのものの誕生について知ることはできませんが、私たちの住む銀河系にはおよそ2,000億個もの星々がありますので、このような星を詳しく調べることで、太陽の生い立ちについても類推することができるのです。

一般的に星は、宇宙空間を漂う星間ガスがたくさん集まって誕生します。最初は星間ガスが自らの重力で集まって密度が高くなった分子雲になります。典型的な星間ガスの密度は1cm³あたり1個しか水素原子を含んでいませんが、密度が高くなった分子雲になると1cm³あたり10万個から100万個もの水素分子を含むまでに成長します。分子の中にできた密度の「むら」の濃いところを中心に、分子雲はさらに自分の重力で収縮し、原始星と呼ばれる段階になります。

原始星にはガスや塵でできた円盤があり、そこから物質が中心星に供給されることでさらに成長を続けます。円盤から供給される物質の一部は物質を放出する現象(分子流)により流れ出してしまいますが、このおかげでより多くの物質が円盤から供給されるようになります。そしてさらに収縮が進み、星の中心部が水素が核融合反応するために必要な密度と1,000万度以上もの温度になると、太陽のように明るく輝き始めます。この状態からしばらくして、太陽は現在の姿になったのだと考えられています。

太陽度と同程度の質量を持つ単独星の場合の形成シナリオ。分子雲コア、原始星、古典的Tタウリ型星以降でスケールが異なります。
太陽度と同程度の質量を持つ単独星の場合の形成シナリオ。分子雲コア、原始星、古典的Tタウリ型星以降でスケールが異なります。