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かに座

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プレセペ星団が目印春の訪れを告げる星座

日本では春の夜空に見られ、3月の夜9時頃に、頭の真上近くに輝きます。ふたご座しし座のちょうど真ん中あたりにあり、3等星より明るい星はひとつもないので、みつけにくい星座です。のない晴れた夜に、白くぼうっとしたしみのように、かすかに光って見えるのがプレセペ星団で、この星座の中心にあたります。プレセペ星団までの距離は520光年くらいで、100個ほどの恒星が集まってできています。この星団を囲むように4つの星があり、これがかにの甲羅にあたり、そのまわりの暗い星がはさみや足を形づくっています。

日頃の恩返しに自分を犠牲にしてヘラクレスにふみつぶされた化けがに

大神ゼウスと人間の女との間に生まれたヘラクレスは、生まれる前からゼウスの正妻ヘラの呪いを受けて、多くの罪を犯していました。その罪をつぐなうために、ヘラクレスは12の難行を成し遂げることになり、その1つがレルネの沼に住む9つの頭をもつヒドラ(水蛇)退治でした。そのとき、ヘラは日頃ヒドラから食べ残しをもらったりして世話になっている1匹の化けがにを送って、ヒドラの助太刀をさせました。けれども、化けがにがヘラクレスの足にかみついたところ、たちまちふみつぶされてしまいました。その後ヘラが、このかにを星座にかかげたといわれています。

ロバと「かいばおけ」の星座

プレセペとは、ラテン語で「かいばおけ」(牛や馬にやる枯草を入れる桶)を意味します。このプレセペの北と南にある星が、「かいばおけ」から「かいば」を食べている2匹のロバとされています。これは酒の神バッカスと、火と鍛冶の神ヘファイストスのものだったロバが、巨人との戦いのときに大きくいなないて巨人を驚かせたという功績をたたえて、「かいばおけ」とともに天に上げられたといいます。