分類:月・惑星探査

名称:カッシーニ/Cassini
小分類:木星・土星・天王星・海王星・冥王星探査
開発機関・会社:アメリカ航空宇宙局(NASA)、欧州宇宙機関(ESA)
運用機関・会社:アメリカ航空宇宙局(NASA)、欧州宇宙機関(ESA)
打ち上げ年月日:1997年10月15日
打ち上げ国名:アメリカ・ヨーロッパ16ヵ国共同
打ち上げロケット:タイタン-4B
打ち上げ場所:ケープカナベラル空軍基地
カッシーニ計画は、アメリカ航空宇宙局(NASA)と欧州宇宙機関(ESA)の共同プロジェクトです。探査機本体はNASAが、着陸船ホイヘンスはESAが製作しています。土星探査機カッシーニは金星、地球、木星を経由して加速し、2004年7月1日に土星に到着して周回軌道に入りました。その際に撮影した画像には、驚くほど詳細なリングが写されていました。カッシーニはまた土星の衛星6つの画像(ミマス、レア、タイタン、テチス、ハイペリオン、ディオネ)を地球に送ってよこし、新しい衛星まで発見しました。それは、土星のリングのすき間にある、直径7kmほどのミニ衛星でした。2005年1月14日、カッシーニは子機の着陸船「ホイヘンス」をパラシュート降下で土星の衛星タイタンに着陸させています。ホイヘンスの着陸によって、タイタンの地形形成にメタンが大きな役割をはたしたことが裏づけられました。
1.どんな形をして、どんな性能を持っているの?
カッシーニ本体は長さ6.7m、最大直径4m、総重量2,150kgです。カメラや赤外線カメラをはじめ、電波やプラズマ、磁場など、多くの観測機や分析器を装備しています。また、ホイヘンスの重量は335kgです。
2.どんな目的に使用されたの?
木星に次いで大きな外惑星、土星に接近してその衛星となり、土星に関するさまざまなデータを収集します。土星は、本体のまわりに輪を持つうえ、大気がある衛星タイタンを持つなどの特徴があり、多くの成果が期待されています。
3.宇宙でどんなことをし、今はどうなっているの?
2004年に土星の衛星軌道に入り、土星の大気や磁気のほか、岩石や氷の集まりだと思われる「土星の輪」や、土星のまわりをまわる衛星の調査をしました。それまで知られていなかったミニ衛星の発見もしています。さらに、大気をもっている衛星「タイタン」の表面を写真走査して地図を作成し、2005年1月14日には着陸船「ホイヘンス」をパラシュート降下で着陸させて、大気の組成や気温・気圧などを観測しました。約4年間、「カッシーニ」は土星の周回軌道をまわって観測を続けます。

タイタンに降下するホイヘンス(予想図)
4.打ち上げ・飛行の順序はどうなっているの?
1997年10月打ち上げ後、まず金星に向かい1998年4月と1999年6月に接近、1999年8月には地球に、2000年12月には木星に接近して、重力を利用したスイングバイ航法で加速しました。
土星に到着したのは2004年7月1日です。土星の周回軌道に入って、12月24日タイタンに接近し、着陸船ホイヘンスを投下。ホイヘンスは2005年1月14日にタイタンの大気に突入してパラシュートで減速しつつ、タイタンの地表に着陸させました。

