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マゼラン星雲

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南半球だけで見られる「マゼラン星雲」は、地球にいちばん近い銀河

日本などの北半球のおもな国々からは決して見られず、南半球の空にだけ見られる星雲があります。その代表的なものに大マゼラン星雲小マゼラン星雲があります。この2つの星雲の名は、史上はじめて世界1周の航海をなしとげたポルトガルの探検家・マゼランが見つけたことからこの名がつけられました。ところで、この2つの星雲は、どちらも私たちの銀河系と同じりっぱな銀河なのです。しかも、宇宙にたくさんある銀河のなかで、銀河系にもっとも近い銀河です。地球から大マゼラン星雲の距離は約16万光年、小マゼラン星雲までは約20万光年とされています。

大マゼラン星雲」と「小マゼラン星雲」は、連星のように重力で結びつく銀河系の「伴銀河

この大マゼラン星雲小マゼラン星雲、さらに銀河系は連星のように重力で結びついているといわれています。この2つの銀河は、銀河系に対して「お伴(とも)」のように存在している「伴銀河」なのです。大マゼラン星雲の星は若くて明るい星が多く、小マゼランは老人の星が多いといわれています。1987年2月には、大マゼラン星雲の中に突然爆発が起こって、明るい星が出現しました。これは超新星と呼ばれるもので、巨大な星が、短い間にものすごい星のエネルギーを放出して死んでいく現象です。現在この星は「超新星1987A」と呼ばれています。1604年以降にあらわれた超新星の中では地球にいちばん近く、南半球の空にはっきりと見ることができました。

大マゼラン星雲の中にある「超新星1987A」。中心に光る明るい点は爆発した星の残がいです。時間の経過とともに、変化するようすがわかります。(ハッブル宇宙望遠鏡)
大マゼラン星雲の中にある「超新星1987A」。中心に光る明るい点は爆発した星の残がいです。時間の経過とともに、変化するようすがわかります。(ハッブル宇宙望遠鏡)