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フランス国立宇宙研究センター

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関連情報

分類:宇宙開発機関

名称:国立宇宙研究センター/CNES(Centre National D'Etudes Spatiales)
国名:フランス共和国
本部所在地:パリ
設立年月日:1961年12月

フランスは1965年、アメリカ、旧ソ連に続いて、3番目に人工衛星を打ち上げた国として知られていますが、その中心となったのが産業技術省管轄のフランス国立宇宙研究センター(CNES)です。1961年設立のCNESは現在、国民教育・高等教育・研究・職業復帰省、国防省、情報技術・郵政省の3省の共同管轄に移っており、対外的には政府代表権を持つ準政府機関です。

CNESは公共機関のニーズに合わせた民事および軍事の宇宙利用を促進させる宇宙政策の立案、管理、運用実施を行う機関で、科学界からの要求を満たし、経済効果や雇用を創出するような新しい利用法を開発し普及させることに取り組むことを使命としています。

フランスは欧州宇宙機関(ESA)への最大の貢献国の1つで、ESAの各委員会ではCNESがフランスの代表を務めています。なお、地球科学観測など一部の分野では、国内計画を優先させる立場を維持しています。

CNESの職員総数は約2,400人。パリの本部(202人、2007年現在、以下同じ)の他、主として輸送システム開発を担うエブリ宇宙センター(237人)、主として宇宙機(衛星)システム開発を担うツールーズ宇宙センター(CST)(1,715人)、射場であるギアナ宇宙センター(CSG)(265人)の事業所を有しています。

フランスはESAアリアンロケットの開発では中心的な役割を果たしています。CNESは、アリアンロケットの製造・打ち上げを行っているアリアンスペース社と、スポット地球観測衛星の運用ならびにデータ販売を行っているスポット・イマージュ社の株式をそれぞれ30%以上保有しており、商業利用にも積極的に関与しています。

2008年度予算は約17億ユーロ。そのうち約14億ユーロが政府から予算として拠出され、残りはCNESが外部から得る収入です。予算のうち約1/3がESAに拠出されており、2008年度のESA拠出金は約5億5,600万ユーロ(加盟国中23.1%で第1位)です。

2009-2011年の第8期中期欧州宇宙計画では、ESAへの拠出金は3年間で23億ユーロ、加盟国中ドイツに次いで第2位となります。公共サービスのための宇宙事業、宇宙への独自アクセス確保、科学計画を主とした事業、特にアリアン5ロケットの能力向上を進めることで、アリアンロケットシリーズの永続性と信頼性を確保することに力を注ぐとしています。

1.どのような組織になっているの?
1993年に国民教育・高等教育・研究・職業復帰省、国防省、情報技術・郵政省の3省共同管轄となりました。3省が管轄する国立科学センター(国民教育・高等教育・研究・職業復帰省)、軍需本部(国防省)、フランステレコム社(情報技術・郵政省)や、国土整備・施設・運輸省気象局とも密接な協力関係を保ち、これらの調整機能も担っています。

2.地図上ではどの辺にあるの?
フランスのパリに本部があります。

3.これまでに行った宇宙計画とこれから予定している計画にはどんなものがあるの?
アリアン以前の打ち上げは国産のディアマン、ヨーロッパ両ロケットが中心で、これらを含めてギアナ宇宙センターからは多数のロケットが打ち上げられました。ESA発足後も宇宙関連予算の半分以上は国内計画あるいはESA以外の国際計画に支出しており、ヘリオス偵察衛星やシラキューズ通信衛星など独自の計画を進めています。
これまでにフランスが打ち上げた代表的な人工衛星としては、地球観測衛星SPOT(スポット・イマージュ社が運用)、テレコム静止通信衛星(フランステレコム)、TDF直接放送衛星、偵察衛星ヘリオス、天文衛星コローなどがあります。今後の計画としては、静止通信衛星シラキューズ、地球観測衛星プレアデス、科学衛星ピカールなどがあります。

4.これまでに開発したロケットで代表的なものは?
1965年にディアマンロケットにより人工衛星の打ち上げに成功し、アメリカ、旧ソ連に次いで世界で3番目に人工衛星の自力打ち上げに成功した国となりました。
ESAアリアンシリーズの開発では、中心的な役割を果たしています。

5.ロケットはどこで打ち上げるの?
ディアマンロケットの射場は、当初アルジェリア南部、サハラ砂漠にあるアマギール射場でした。
その後、アルジェリアの独立によってアマギールが使用できなくなったため、1964年に南米大陸のフランス海外県であるギアナへの移転が決まり、クールーのギアナ宇宙センター(GSC)が誕生しました。1970年代後半からは、ESA主導でアリアンロケットの本格打ち上げが始まっています。

6.これまでに開発した宇宙ステーションで代表的なものは?
国際宇宙ステーション(ISS)ESAモジュール、コロンバス軌道上研究室(COF)に27.6%のシェアで参加しています。

7.予算はどれくらいなの?
2009年度のCNES予算は約14億5,000万ユーロ。そのうち約14億ユーロが政府から予算として拠出され、残りはCNESが外部から得る収入です。予算のうち約1/3がESAに拠出されており、2009年度のESA拠出金は約7億1,629万ユーロ(加盟国中19.94%で第1位)です。
2009-2011年の第8期中期欧州宇宙計画では、ESAへの拠出金は3年間で23億ユーロ、加盟国中ドイツに次いで第2位となります。公共サービスのための宇宙事業、宇宙への独自アクセス確保、科学計画を主とした事業、特にアリアン5ロケットの能力向上を進めることで、アリアンロケットシリーズの永続性と信頼性を確保することに力を注ぐとしています。