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ハレー彗星

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ハレー彗星は76年周期で太陽の周りを公転している彗星です。軌道が確定した彗星には周期彗星番号がつけられますが、その1番がハレー彗星です。出現の記録は古く、紀元前にまでさかのぼります。

彗星は通常、発見者の名前を取って命名されますが、ハレー彗星の場合は、この彗星を詳しく研究し軌道を計算したイギリスの天文学者エドモンド・ハレーにちなんでいます。ハレーは1682年に出現した彗星を観測し、1531年、1607年の出現記録を調べ、これらの彗星の軌道が似ていることからすべて同一の彗星であると考え、次は1758年ごろに戻ってくる(回帰する)と予想しました。そして予言どおり、1758年のクリスマスの夜に彗星が発見されたのです。ハレー自身は1742年に亡くなっていたため予言が正しかったことを自ら確かめることはできませんでしたが、彼の功績をたたえてハレー彗星と名づけられました。

ハレー彗星(画像提供:NASA/NSSDC/W.Liller)
ハレー彗星(画像提供:NASA/NSSDC/W.Liller)

前回の回帰は1986年で、地上からの観測条件はあまりよくなかったものの、多くの彗星探査機が打ち上げられハレー彗星に接近して観測を行いました。日本が1985年に打ち上げた2機の彗星探査機「すいせい」と「さきがけ」は、旧ソ連の「ヴェガ1、2」、ESAの「ジオット」、NASAの「アイス」と協力してハレー彗星を観測しました。「すいせい」は紫外線による撮像でハレー彗星の自転周期を調べるなど多くの成果をあげ、「さきがけ」もハレー彗星付近の太陽風磁場の観測などを行いました。

彗星探査機「ジオット」が撮影したハレー彗星の核
彗星探査機「ジオット」が撮影したハレー彗星の核

現在、ハレー彗星は海王星軌道よりも遠いところにあります。次回の回帰は2061年です。