いろいろな星座Post to TwitterFacebook Share

大きな星座がひしめく春の星座

春は全体的に明るいが少ないのですが、大きな星座がいくつも目につくのが特徴です。まず北の方角を見ると、ひしゃく形に並んだ北斗七を含むおおぐま座、北極をもつこぐま座があります。おおぐま座のひしゃくの先を下の方にのばすと、しし座のレグルスが見えます。レグルスを先頭に、逆はてなマークの形が「ししの大がま」と呼ばれ、ししの頭になります。しし座の西にはかに座が見えるはずです。また、北斗七の柄のカーブをそのままのばしていくと、オレンジ色の明るいうしかい座のアークトゥルスが見つかります。さらにカーブをのばしていくと、今度は純白のおとめ座のスピカが見つかり、その下には四角形にが並んだからす座があります。この大きなカーブを「春の大曲線」と呼んでいます。また、アークトゥルス、スピカにしし座のデネボラを加えてできる三角形を「春の大三角」と呼んでいます。これまでに紹介した星座のうち、おとめ座は全天で2番目、おおぐま座は3番目に大きな星座です。そして、最も大きな星座うみへび座かに座からおとめ座の下に堂々と横たわっているのです。


天の川に七夕伝説の星座がつどう夏の星座

夏の夜空は天の川が最も美しい季節です。天の川を挟むように輝く2つの明るいは、こと座ベガわし座アルタイルで、それぞれ七夕伝説の織女、牽牛にあたります。そして、その2の間を渡すように十字形にが並ぶはくちょう座。最も明るいデネブです。このベガアルタイルデネブの3つのを結ぶと、大きな二等辺三角形ができ「夏の大三角形」と呼ばれています。また南の空低いところに目を移せば、Sの字形をしたさそり座、その西にはいて座が見えています。さそりの心臓に輝くのは赤く光るアンタレスです。また、さそり座の尾といて座の間あたりは天の川がひときわ濃くなっていますが、このあたりに銀河系の中心があります。


すずしい秋の夜空をいろどるギリシャ神話の星座たち

夏のにぎやかさと変わって、秋の空にはあまり明るいは見あたりません。そんななかで、北の天の川にくっきりとWの字を描くカシオペヤ座は、ひときわ目立って見えます。その南を見ると、大きな四角形が目につくでしょう。これが「秋の四辺形」です。秋の四辺形は、ペガスス座の胴体を形づくっており、北東にはアンドロメダ座の姿も見えます。これらは、1つのギリシャ神話で結びつけることができるのです。古代エチオピアの王ケフェウスと王妃カシオペヤ。その娘である王女アンドロメダ。アンドロメダを襲う怪物くじらにアンドロメダを助けた勇者ペルセウス。そのペルセウスがまたがる天馬ペガスス。秋の夜空は、まさに一大神話絵巻のようです。ペガススの四辺形の南には、秋の夜空にただ1つの1等フォーマルハウトやみずがめ座が、その東にはやぎ座が、四辺形を囲むようにうお座が、それぞれ見えています。


一年を通じて最もきらびやかな冬の星座

冬は、最も空が明るくにぎやかな季節です。代表的なオリオン座をはじめ、その西にはおうし座オリオン座の東にはおおいぬ座こいぬ座ふたご座、北にはぎょしゃ座を見ることができます。それぞれ1等をもっていて、オリオン座ベテルギウスおおいぬ座のシリウス、こいぬ座のプロキオンの3つのを結んでできる大きな正三角形を「冬の大三角」と呼んでいます。また、オリオン座のリゲル、おおいぬ座のシリウス、こいぬ座のプロキオン、ふたご座のポルックス、ぎょしゃ座のカペラ、おうし座のアルデバランを結んでできる巨大な六角形を「冬のダイヤモンド」と呼んでいます。冬は星座以外にも見どころが数多くあります。オリオン座の三ツの下、縦に並ぶ小三ツの真ん中にはゆりかご、オリオン大星雲が、おうし座の肩のところには、清少納言の『枕草子』にも登場したすばるを見ることができます。


南十字、大小マゼラン雲など、見ごたえある南天の

北半球に位置する日本では、南半球の星座を見ることはむずかしいですが、有名な南十字みなみじゅうじ座)や太陽系に最も近い恒ケンタウルス座α、大小マゼラン雲など見ごたえのある天体が数多くあります。また、天の川は北半球とはくらべものにならないほど明るく、見る人を圧倒します。