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こども宇宙ニュース (2007-03-28) 国際宇宙ステーションで、くらします

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2008年は、次々に日本人宇宙飛行士が宇宙に飛び立つ年になりそうです。高度約400kmに浮かぶ宇宙の実験室「国際宇宙ステーション」に向けて、いよいよ日本実験棟「きぼう」が打ち上げられるのです。
きぼう」は3回に分けて打ち上げられますが、第1便を運ぶスペースシャトルミッション土井隆雄宇宙飛行士、2便目に星出彰彦宇宙飛行士が参加することが決定。さらに、「きぼう」が宇宙できちんと働く状態にするために、若田光一宇宙飛行士が約3ヵ月間、国際宇宙ステーションに滞在(たいざい)することになりました。国際宇宙ステーションに日本人が長期間くらすのは、初めてです。

若田光一宇宙飛行士はこれまで2回、スペースシャトルで宇宙に行っています。特にロボットアームの操縦はNASAでもトップクラスで、ロボットアームを他の飛行士に教える先生もしているほどです。写真は2000年の宇宙飛行でロボットアームを操縦する若田さん。
若田光一宇宙飛行士はこれまで2回、スペースシャトルで宇宙に行っています。特にロボットアームの操縦はNASAでもトップクラスで、ロボットアームを他の飛行士に教える先生もしているほどです。写真は2000年の宇宙飛行でロボットアームを操縦する若田さん。
国際宇宙ステーションの日本実験棟「きぼう」(想像図)。若田さんが宇宙に行くときには、左側のグレイの円筒形の部分(船内実験室、船内保管質とロボットアーム)がすでに打ちあがっています。若田さんが宇宙にいる間に、右側の白い船外実験プラットフォームが打ち上げられます。
国際宇宙ステーションの日本実験棟「きぼう」(想像図)。若田さんが宇宙に行くときには、左側のグレイの円筒形の部分(船内実験室、船内保管質とロボットアーム)がすでに打ちあがっています。若田さんが宇宙にいる間に、右側の白い船外実験プラットフォームが打ち上げられます。

国際宇宙ステーションでは3人の宇宙飛行士がくらします。「ジャンボジェット機ぐらいの広さがありますが、やはり数ヶ月同じメンバーでくらすのでチームワークが大事です」と若田さんは言います。チームワークの訓練のために、若田さんは海底の実験室で約1週間、6人チームのリーダーとして訓練を行いました。また、国際宇宙ステーションで生活する場所はロシアモジュールで、緊急帰還機(きんきゅうきかんき)もロシアのソユーズ宇宙船を使うので、ロシアでたびたび訓練を受けています。

海底実験室の訓練では実験室の外に出て、月や火星で着る新しい宇宙服のための実験も行いました。(提供NASA)
海底実験室の訓練では実験室の外に出て、月や火星で着る新しい宇宙服のための実験も行いました。(提供NASA)
ロシアでの訓練。若田さんが着ているのはソユーズ宇宙船の打ち上げや帰還の時に着る宇宙服。(提供NASA)
ロシアでの訓練。若田さんが着ているのはソユーズ宇宙船の打ち上げや帰還の時に着る宇宙服。(提供NASA)

これまで、日本人飛行士はスペースシャトルで宇宙に行き、長くても約2週間の宇宙飛行でした。国際宇宙ステーションではどんな風にくらすのでしょうか?若田さんは「宇宙で日本食も食べてみたいし、週末の休みには日本の伝統的な文化も楽しみたい」と話しています。

国際宇宙ステーションには大きなテーブルがあります。食事はコミュニケーションのための大切な時間です。(提供NASA)
国際宇宙ステーションには大きなテーブルがあります。食事はコミュニケーションのための大切な時間です。(提供NASA)
また、一人一人の個室があって、寝袋や小さな窓、パソコンを持ち込み、家族の写真を貼ったりできます。(提供NASA)
また、一人一人の個室があって、寝袋や小さな窓、パソコンを持ち込み、家族の写真を貼ったりできます。(提供NASA)
若田さんは、宇宙遊泳をするのもとても楽しみにしているそうです。(提供NASA)
若田さんは、宇宙遊泳をするのもとても楽しみにしているそうです。(提供NASA)

若田飛行士は1963年埼玉県大宮市生まれ。5才の時にアポロ宇宙飛行士の月面着陸を見て宇宙に憧れたそうです。「ぼくが小さい頃は日本には宇宙飛行士はいなかったし、宇宙は手の届かないところにある仕事でした。ぼくたちが宇宙に行くことで、憧れでなく目標として宇宙をとらえてほしい。そしてがんばればどんな仕事にでもつけるということを感じてほしい」と若田さんは子ども達にメッセージをよせてくれました。

国際宇宙ステーションの中をスーパーマンのように飛ぶ若田さん。(2000年の宇宙飛行で)。このときから宇宙ステーションはだいぶん建設が進んで大きくなっていることでしょう。
国際宇宙ステーションの中をスーパーマンのように飛ぶ若田さん。(2000年の宇宙飛行で)。このときから宇宙ステーションはだいぶん建設が進んで大きくなっていることでしょう。