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こども宇宙ニュース (2007-03-30) 地球、太陽、宇宙の新しい姿を見せてくれます

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JAXAでは、2006年にたくさんのロケットを打ち上げ、地球や宇宙を見る衛星を宇宙に運びました。それらの衛星は活躍を続け、今まで私たちが見たことのないような画像を送ってくれています。2006年をちょっと振り返ってみましょう。
まずは、1月24日に打ち上げられた陸域観測技術衛星「だいち」。打ち上げ直後からアジアで災害が続き、素早く被害状況をとらえてきました。「だいち」の特徴は、「プリズム」というセンサで立体的な画像を作ることができること、そしてマイクロ波を使った「パルサー」というセンサで、雲や雨の影響を受けずに熱帯林などの観測ができることなどです。

左が2006年2月14日に「だいち」のプリズムセンサが観測した富士山。右が2007年2月5日、インドネシアの首都ジャカルタで起きた洪水をパルサーセンサがとらえた画像。青いところが浸水している場所。雨天時はパルサーが威力を発揮します。
左が2006年2月14日に「だいち」のプリズムセンサが観測した富士山。右が2007年2月5日、インドネシアの首都ジャカルタで起きた洪水をパルサーセンサがとらえた画像。青いところが浸水している場所。雨天時はパルサーが威力を発揮します。

次に、2つの天文衛星を紹介しましょう。1つは2006年2月22日に打ち上げられた赤外線天文衛星「あかり」。もう1つは9月23日に打ち上げられた太陽観測衛星「ひので」です。両方の衛星とも順調に観測を続けています。「あかり」は3世代にわたって次々と星が生まれている様子や、星の最後の大爆発「超新星(ちょうしんせい)」後にできる残がいを初めて赤外線でとらえています。「ひので」は太陽を顕微鏡のようにくまなく観測し、また巨大な太陽フレア(爆発)をとらえるなど、驚くべき太陽の姿を伝えています。

左が赤外線天文衛星「あかり」がとらえた小マゼラン星雲の超新星残がい。重い星が一生の最後に大爆発を起こし、吹き飛ばされた物質が宇宙空間に広がっているものです。次の星を作る材料が宇宙空間をまき散らします。右は太陽観測衛星「ひので」がとらえた2006年12月13日の巨大フレア。
左が赤外線天文衛星「あかり」がとらえた小マゼラン星雲の超新星残がい。重い星が一生の最後に大爆発を起こし、吹き飛ばされた物質が宇宙空間に広がっているものです。次の星を作る材料が宇宙空間をまき散らします。右は太陽観測衛星「ひので」がとらえた2006年12月13日の巨大フレア。

太陽観測衛星「ひので」まで数々の科学衛星を宇宙に送り出してきた、3段式の固体ロケットM-V(ミュー・ファイブ)ロケットが7号機で引退しました。全段に固体燃料を使い、遠く惑星空間に衛星を送り込めるロケットは、世界でM-Vだけでした。その高い技術を引き継いでJAXAでは、新しい固体ロケットを開発していく予定です。

2006年9月23日、太陽観測衛星「ひので」を打ち上げたM-Vロケット(左)とその約1週間前、内之浦宇宙空間観測所で発射台にセットされた様子(右)。
2006年9月23日、太陽観測衛星「ひので」を打ち上げたM-Vロケット(左)とその約1週間前、内之浦宇宙空間観測所で発射台にセットされた様子(右)。

そして、2006年から2007年にかけては、スペースシャトルで飛び立つ予定の日本人飛行士が次々に発表されました。国際宇宙ステーションの日本実験棟「きぼう」の組み立てミッションに、土井隆雄飛行士と星出彰彦飛行士が参加することが決まり、そして若田光一宇宙飛行士国際宇宙ステーションに長期滞在することが決まりました。2008年は宇宙で日本人が大活躍することでしょう。

「きぼう」は3回に分けて打ち上げられます。その第1便に土井隆雄宇宙飛行士(左)、第2便に星出彰彦飛行士(中)が参加します。2便目が宇宙に行った後には若田光一飛行士(右)が約3ヵ月間、国際宇宙ステーションに滞在します。
「きぼう」は3回に分けて打ち上げられます。その第1便に土井隆雄宇宙飛行士(左)、第2便に星出彰彦飛行士(中)が参加します。2便目が宇宙に行った後には若田光一飛行士(右)が約3ヵ月間、国際宇宙ステーションに滞在します。

2007年は、「きぼう」の打ち上げを初め、アポロ計画以来最大規模の月探査プロジェクト、月周回衛星「セレーネ」が打ち上げられ、日本を初めインドや中国、アメリカの探査機が次々に月に向かいます。近い将来、人間がに住む時代が始まるかもしれません。これからも宇宙に注目してくださいね。

2007年夏ごろに打ち上げ予定の月周回衛星「セレーネ」。月を徹底的に調べます。
2007年夏ごろに打ち上げ予定の月周回衛星「セレーネ」。月を徹底的に調べます。