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こども宇宙ニュース(2008-03-31)宇宙で大発見 日本の人工衛星たち

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これまでに、世界でいくつの人工衛星が打ち上げられたか知っていますか?1957年に人類初の人工衛星スプートニクが打ち上げられてから、約6,000個もの人工衛星が宇宙に送り出されています。日本も2007年度に2つの人工衛星を打ち上げました。

2007年9月14日、種子島宇宙センターからH-IIAロケットで月周回衛星「かぐや」が打ち上げられました。そして11月17日にハイビジョンカメラ(HDTV)で、世界で初めて、月から見る「地球の出」と「地球の入り」の撮影に成功しました空気がなく荒涼とした月面と対照的に、大気や海のある地球は豊かな「生命の惑星」であることがわかりますね。「かぐや」は14種類の観測機器を積んだ、アポロ計画以後最大の月探査プロジェクト。月の表も裏も内部も、見えないところまで徹底的に調べています。

2007年11月17日に撮影された、「満地球」。手前は月の南極で。シャックルトンクレーターはNASAが国際協力で2020年までに作ろうとしている月面基地の有力候補です。
2007年11月17日に撮影された、「満地球」。手前は月の南極で。シャックルトンクレーターはNASAが国際協力で2020年までに作ろうとしている月面基地の有力候補です。

2008年2月23日には超高速インターネット衛星「きずな」の打ち上げに成功しました。「きずな」はいつでも、どこでも、だれでも、インターネットを使って必要な情報を得られるようにするための衛星です。インターネットは急速に私たちの社会に広がりましたが、離島や山の中では使えないところもあり、都市部でも大きな災害が起こると地上の中継設備が壊れて使えなくなります。人工衛星を使えば、こうした問題が解決できるのです。「きずな」は、2008年6月から様々な実験を行う予定になっています。

2008年2月23日午後5時55分、「きずな」は種子島宇宙センターからH-IIAロケット14号機で打ち上げられました。
2008年2月23日午後5時55分、「きずな」は種子島宇宙センターからH-IIAロケット14号機で打ち上げられました。
「きずな」は地球から約3万6千km上空を飛んでいます。大きな通信用のアンテナを持っているのが特徴です。
「きずな」は地球から約3万6千km上空を飛んでいます。大きな通信用のアンテナを持っているのが特徴です。

そして今、地球から高度400km上空に巨大で「人が住んでいる」人工衛星が飛んでいます。国際宇宙ステーションです。2008年3月には国際宇宙ステーションに向けて、スペースシャトルエンデバー号が打ち上げられ、土井隆雄宇宙飛行士が日本実験棟「きぼう」の船内保管室をロボットアームで取りつけました。「きぼう」の建設は2008年も続きます。

国際宇宙ステーションにとりつけられた日本実験棟「きぼう」船内保管室。「きぼう」の倉庫の役割を果たします。(NASA提供)
国際宇宙ステーションにとりつけられた日本実験棟「きぼう」船内保管室。「きぼう」の倉庫の役割を果たします。(NASA提供)
中はこんな感じです。人が動けるスペースはだいたい4畳半ぐらいの広さですが、まわりには棚や実験装置をしまってあります。(NASA提供)
中はこんな感じです。人が動けるスペースはだいたい4畳半ぐらいの広さですが、まわりには棚や実験装置をしまってあります。(NASA提供)

2007年度より前に打ち上げられた人工衛星たちも、現在、宇宙で大発見を続けています。たとえば太陽観測衛星「ひので」は太陽を、エックス線天文衛星「すざく」はブラックホールなどの天体を観測しています。2008年もワクワクするような大発見が続くでしょう。