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こども宇宙ニュース(2008-12-03)若田宇宙飛行士 国際宇宙ステーションに長期滞在

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地球の上空約400kmを飛行する国際宇宙ステーションは、2008年11月20日に建設開始から10周年を迎えました。これまでアメリカやロシアの宇宙飛行士達が数ヶ月交替で2~3人ずつくらし、2008年10月に打ち上げられたチームで18チーム目です。これまで日本人宇宙飛行士スペースシャトルで宇宙飛行を行うことはあっても最長で約2週間。数ヶ月間の長期滞在を行ったことはありませんでした。
その国際宇宙ステーションに、2008年3月と6月に日本実験棟「きぼう」の船内実験室と船内保管室が組み付けられ、2008年8月からは宇宙実験も開始されました。いよいよ日本人が長期滞在できる環境が整えられたのです。そこで、若田光一宇宙飛行士が2009年2月から日本人で初めて国際宇宙ステーションで長期滞在を開始します。

国際宇宙ステーションの訓練施設で火災・急減圧などの緊急事態に備えた訓練を行う若田光一宇宙飛行士(NASA/JAXA提供)
国際宇宙ステーションの訓練施設で火災・急減圧などの緊急事態に備えた訓練を行う若田光一宇宙飛行士(NASA/JAXA提供)

若田宇宙飛行士は滞在中にたくさんの仕事をする予定です。まずは宇宙実験。日本の実験はもちろん、アメリカやヨーロッパの実験も行います。また、国際宇宙ステーションには今3人しか暮らせませんでしたが、2009年夏頃に6人がくらす計画です。そのために水や酸素がたくさん必要になります。そこで尿から水を作る装置や、水から酸素を発生する装置、また新しく運んだトイレがきちんと働くようにするのも大切な仕事です。
そして、2009年の春頃には、スペースシャトルで運ばれてくる日本実験棟「きぼう」の船外プラットフォームなどをロボットアームで取りつけ、「きぼう」を完成させます。
若田飛行士は「スペースシャトルの宇宙飛行は短期間で忙しい100Mダッシュのようなもの。それに比べると長期滞在はマラソン。これまでの自分の2度の宇宙飛行や訓練の経験をすべて注いで、宇宙でのくらしを充実させたい」と話します。
若田宇宙飛行士は一般の方たちから「おもしろ宇宙実験」のアイデア募集を行いました。どんな実験が行われるかも楽しみですね。

ロシアの宇宙服を着て、ロシアのソユーズ宇宙船の訓練中。宇宙ステーションから緊急帰還するときにはソユーズ宇宙船に乗るためだ。若田飛行士は訓練でロシアやヨーロッパなど世界各地を回っている。(NASA/JAXA提供)
ロシアの宇宙服を着て、ロシアのソユーズ宇宙船の訓練中。宇宙ステーションから緊急帰還するときにはソユーズ宇宙船に乗るためだ。若田飛行士は訓練でロシアやヨーロッパなど世界各地を回っている。(NASA/JAXA提供)