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こども宇宙ニュース (2009-01-07) 「だいち」が見た地球

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だいち」は2006年1月24日に打ち上げられた地球観測衛星です。3つのセンサをもち、地球上の陸地の状態を詳しく調べることができます。「だいち」のデータは地図を作ったり、地球上で地震などの災害が起こったときに被害の様子を観測したりできます。また雨でも曇りでも天候に関わらず、また夜でも観測できるパルサーというセンサを使って、世界の森林の分布を観測することも得意としています。

たとえば、森林伐採が問題になっている。南米ブラジルのアマゾン。世界最大の熱帯雨林ですが、毎年2万平方キロの森林が失われていると言われています。下の画像で灰色に見えるのが森林、黒っぽい部分が伐採された土地です。1995年の画像(左)と2006年に「だいち」が撮影した画像(右)を比べると伐採された地域が広がっていることがわかります。アマゾンの土地は痩せていて一度伐採されるとなかなか回復しないそうです。このように世界全体の森林の分布を調べることも「だいち」の大きな役割の一つです。

アマゾン・ロンドニア地方の11年間にわたる森林伐採の状況。左が1995年「ふよう」衛星が観測した画像、右が2006年「だいち」が観測した画像。(©METI, JAXA )
アマゾン・ロンドニア地方の11年間にわたる森林伐採の状況。左が1995年「ふよう」衛星が観測した画像、右が2006年「だいち」が観測した画像。(©METI, JAXA )

また、災害観測も行います。2008年6月14日 午前8時43分頃、岩手県内陸部で地震が発生しました。「だいち」は6月17日にアブニール2で現地の緊急観測を行いました。
栗原市の荒砥沢ダム北側の土砂崩れの様子です。ダムの北側に土砂が流入しているように見えます。また水位も上がっているように見えます。

荒砥沢ダム北側の土砂崩れ(左:被災後、右:被災前)
荒砥沢ダム北側の土砂崩れ(左:被災後、右:被災前)

そして、ユネスコ(国際連合教育科学文化機関)と協力して世界遺産を監視して保護活動に役立てます。「だいち」は日本だけでなく、世界の環境保護や災害対策など幅広い分野で貢献しているのです。

2008年3月28日に撮影した、屋久島。世界自然遺産。
2008年3月28日に撮影した、屋久島。世界自然遺産。