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こども宇宙ニュース (2009-01-22) ISSに荷物を運ぶHTV

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2009年秋、種子島宇宙センターから国際宇宙ステーションに向けて、日本で初めて補給船が打ち上げられます。その名はHTV宇宙ステーション補給機)です。2009年から6人がくらす宇宙ステーションでは、食料や衣類、実験装置などを定期的に地上から運ばなければなりません。ロシアのプログレス補給船やヨーロッパのATVがこれまで物資補給の役割を担ってきましたが、日本も独自で開発した補給船をついに打ち上げることになりました。

着々と準備が進むHTV。2008年末に全体を結合して試験を行いました。(筑波宇宙センターで)
着々と準備が進むHTV。2008年末に全体を結合して試験を行いました。(筑波宇宙センターで)

HTVの大きさは直径4.4m、長さ約10m。観光バスが入る大きさです。特徴は空気が入った部屋(与圧部)と空気が入っていない部屋(非与圧部)の2つの部屋があることです。HTV種子島宇宙センターからH-IIBロケットで打ち上げられた後、人工衛星などと通信を行いながらISSに近づいていきます。ISSの下10mのところでISSのロボットアームでつかみ、ISSにドッキングさせます。

(左)ロケットから分離され、(右)ISSのロボットアームで捕まえてドッキングさせる。(想像図)
(左)ロケットから分離され、(右)ISSのロボットアームで捕まえてドッキングさせる。(想像図)

ドッキングした後は、宇宙飛行士が与圧部の中に入り、荷物を運び出します。また、非与圧部には宇宙飛行士が入れないので、ロボットアームで取り出します。非与圧部にはISSのバッテリーや姿勢制御装置などを運びますが、これらを運べる輸送機は日本のHTVだけなので、世界各国から期待されています。

(上)ISSにとりつけられた状態、(下)ISSからHTVの与圧部に入ったところ。(想像図)
(上)ISSにとりつけられた状態、(下)ISSからHTVの与圧部に入ったところ。(想像図)

 荷物をISSに運んだ後は、ISSの不要品を積み込みHTVごと大気圏で燃やしてしまいます。HTVは2009年から年に1回ぐらいの割合でH-IIBロケットで打ち上げられます。2011年からISSに長期滞在する予定の古川聡宇宙飛行士は、「HTVが日本からお寿司を運んできてくれるといいな」と期待しているようです。