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こども宇宙ニュース (2009-10-07) 貨物便「HTV」、種子島から国際宇宙ステーションへ打ち上げ成功!

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2009年9月11日(金)JAXA種子島宇宙センターから新型ロケットH-IIBロケットで、宇宙ステーション補給機(HTV)技術実証機を打ち上げ、成功しました。HTV国際宇宙ステーションISS)に実験装置や宇宙飛行士たちの食料品や衣類などを運ぶ日本の「貨物便」です。人は乗っていないので、筑波宇宙センターから遠隔操作します。

9月11日午前2時1分、H-IIBロケット試験機で打ち上げられたHTV。真夜中の打ち上げなのに昼間のように明るくなり、轟音(ごうおん)をあげて、宇宙に飛び立った。
9月11日午前2時1分、H-IIBロケット試験機で打ち上げられたHTV。真夜中の打ち上げなのに昼間のように明るくなり、轟音(ごうおん)をあげて、宇宙に飛び立った。

ロケットから分離された後、HTVはエンジンを噴射しながら少しずつ高度をあげていきました。そして、打ち上げから約1週間後の9月18日、ISSの下10mまで近づくと、ISSの中にいる宇宙飛行士がロボットアームを操作して、HTVをつかみ、ISSにドッキングさせることに成功したのです。

ISSに近づくHTV(左)。 ロボットアームでつかみ、ISSにドッキングさせたところ(右)。
ISSに近づくHTV(左)。 ロボットアームでつかみ、ISSにドッキングさせたところ(右)。

HTVは万が一ISSにぶつかってこわしてしまうと、中にいる宇宙飛行士が危険にさらされます。そこで安全性に気をつけて、地上の管制チームは何通りものトラブルを想定した訓練を続けてきました。ロボットアームでHTVが無事に捕まれ、ISSにドッキングした瞬間、つくばの管制チームは喜びに包まれました。日本の高い技術が大成功をもたらしたのです。

筑波宇宙センターにあるHTV運用管制室の様子(左)、ロボットアームがHTVをつかんだ瞬間、喜ぶフライトディレクター。
筑波宇宙センターにあるHTV運用管制室の様子(左)、ロボットアームがHTVをつかんだ瞬間、喜ぶフライトディレクター。

ドッキング翌日の9月19日には、宇宙飛行士たちがHTVの中に入り、荷物を運び出しました。今回は200種類の宇宙食や、オードブルやデザートなど特別メニューが30種類、また衣類や薬、宇宙飛行士あての手紙や写真も届けられました。また、HTVには空気を入れていない船外の貨物スペースもあります。そこに積まれた実験装置は、ISSのロボットアームで運び出しました。日本のHTVは船内、船外の両方の荷物を運ぶことができるのが特徴で、世界の国々から期待されています。これから年に1回打ち上げられる予定です。

HTVの中に日の丸をもって入るISSの宇宙飛行士たち(左)。(NASA/JAXA提供)内部には、食料品や衣類などたくさんの荷物が積み込まれている。荷物を運び出したら、不要品を入れて11月にISSを離れ、大気圏で燃やす。(右)(NASA/JAXA提供)
HTVの中に日の丸をもって入るISSの宇宙飛行士たち(左)。(NASA/JAXA提供)内部には、食料品や衣類などたくさんの荷物が積み込まれている。荷物を運び出したら、不要品を入れて11月にISSを離れ、大気圏で燃やす。(右)(NASA/JAXA提供)