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こども宇宙ニュース (2010-01-25)野口宇宙飛行士 国際宇宙ステーションに長期滞在

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2009年12月21日午前6時52分(日本時間)、野口聡一宇宙飛行士が、カザフスタン共和国にあるバイコヌール宇宙基地から、ソユーズロケットで打ち上げられました。ソユーズロケットはロシア製の3人乗りのロケットです。これまで日本人宇宙飛行士はほとんどNASAアメリカ航空宇宙局)のスペースシャトルで打ち上げられていました。しかしスペースシャトルが2010年で引退することになったため、ソユーズロケットに乗ることになったのです。野口飛行士は、船長が急に気を失ったりして操縦ができなくなったときに替わりに操縦をする、「フライトエンジニア」という重要な役割を担っていました。

ソユーズロケットの打ち上げ。一番上に野口飛行士ら3人が乗り込んでいる。1961年に人類初の宇宙飛行士ガガーリンが打ち上げられたのと同じ発射台から打ち上げられた。(NASA/Bill Ingalls提供)
ソユーズロケットの打ち上げ。一番上に野口飛行士ら3人が乗り込んでいる。1961年に人類初の宇宙飛行士ガガーリンが打ち上げられたのと同じ発射台から打ち上げられた。(NASA/Bill Ingalls提供)

打ち上げから約二日後の12月23日、野口飛行士たちは国際宇宙ステーションにドッキングしました。そして2010年5月まで約5ヵ月間の長期滞在が始まりました。宇宙到着はちょうど年末からお正月の時期。野口飛行士は日本実験棟「きぼう」に門松や羽子板を飾り、宇宙で除夜の鐘をならし、書き初めや百人一首に挑戦して、日本人で初めて宇宙で迎えるお正月を楽しみました。

お正月に日本実験棟「きぼう」の中で、羽根突きをする野口飛行士(NASA/JAXA提供)
お正月に日本実験棟「きぼう」の中で、羽根突きをする野口飛行士(NASA/JAXA提供)

年明けから本格的に仕事開始です。「きぼう」についている長い腕「ロボットアーム」に「子アーム」と呼ばれる細かい作業を行う指先を取り付ける準備や、さまざまな実験が始まりました。野口飛行士は日本の医学実験や科学実験などを十数テーマ、またアメリカやヨーロッパの実験も行います。太陽電池の材料となりエネルギー問題に役立つような実験もあり注目されています。またナデシコやセイヨウタンポポなど十種類以上の種から庭を造る「宇宙庭」の栽培も始めました。

子アームを囲んで。国際宇宙ステーションには野口飛行士を含めて5人の宇宙飛行士がくらしている。難しい仕事の時には協力しあう。(NASA/JAXA提供)
子アームを囲んで。国際宇宙ステーションには野口飛行士を含めて5人の宇宙飛行士がくらしている。難しい仕事の時には協力しあう。(NASA/JAXA提供)

3月には日本人の山崎直子飛行士がスペースシャトル国際宇宙ステーションにやってきます。初めて宇宙に日本人が二人そろうことになります。山崎飛行士は小学校の頃に習っていた琴を弾き、野口飛行士は笛を吹いて合奏を披露してくれる予定です。楽しみですね。