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こども宇宙ニュース (2012-02-07) 3人の新人宇宙飛行士

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2011年には古川聡宇宙飛行士国際宇宙ステーションISS)に滞在し、たくさんの科学実験を行いました。古川聡宇宙飛行士ISSに滞在中の7月末、3人の日本人が正式にISS搭乗宇宙飛行士に認定されました。油井亀美也大西卓哉金井宣茂宇宙飛行士です。

認定証を手にする大西卓哉宇宙飛行士、油井亀美也宇宙飛行士、金井宣茂宇宙飛行士
認定証を手にする大西卓哉宇宙飛行士、油井亀美也宇宙飛行士、金井宣茂宇宙飛行士

3人は2009年からJAXANASAで基礎訓練を受けました。NASAでは米国やカナダの宇宙飛行士候補者と一緒に宇宙飛行士候補者クラスに入りました。国際宇宙ステーションに関する基礎的な知識を得るのはもちろんのこと、船外活動、ロボットアーム操作、ロシア語の訓練、また将来の月探査を想定して、米国アリゾナ州の砂漠で地質学の訓練も行いました。試験も頻繁にあり苦労や悩みも多かったそうですがチームメンバーで助け合い、教官やスタッフのサポートも得て無事に基礎訓練を終えました。

巨大なプールで船外活動訓練を行う油井亀美也宇宙飛行士(画像提供:JAXA/NASA)
巨大なプールで船外活動訓練を行う油井亀美也宇宙飛行士(画像提供:JAXA/NASA)

大西卓哉宇宙飛行士は「野外リーダーシップ訓練」が印象に残ったとそうです。日替わりでリーダーを決めて10日間、目的地を目指して歩きます。トイレもなく数日間水を探し続け、泥水をバンダナで漉して飲んだそうです。肉体的にも精神的にもストレスがかかる状況でも助け合いチームワークで目的を達成する訓練です。

米国ユタ州で行われた野外リーダーシップ訓練の様子(画像提供:JAXA/NASA)
米国ユタ州で行われた野外リーダーシップ訓練の様子(画像提供:JAXA/NASA)

3人が訓練を受けている間にスペースシャトルは最後の飛行を終えました。「スペースシャトル後の宇宙時代を担うのは自分たち」という強い気持ちで頑張っていきたいと抱負を語っています。油井亀美也宇宙飛行士は「地質学の訓練は非常に面白く、月を知ることで太陽系の歴史がわかる。個人的には月に行きたい」と言います。

宇宙飛行士に認定された後、3人はさらに「アドバンスト訓練」を受けています。金井宣茂宇宙飛行士はヨーロッパ宇宙機関が洞窟で実施するチームワーク訓練に参加するなど世界各地で訓練を続け、国際宇宙ステーションに滞在する日を目指しています。

イタリアのサルディニア島の洞窟で行われた訓練に参加する(左端)金井宣茂宇宙飛行士(画像提供:JAXA/ESA)
イタリアのサルディニア島の洞窟で行われた訓練に参加する(左端)金井宣茂宇宙飛行士(画像提供:JAXA/ESA)
NASAで行われたISSの緊急事態を想定した訓練の様子(画像提供:JAXA/NASA)
NASAで行われたISSの緊急事態を想定した訓練の様子(画像提供:JAXA/NASA)