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こども宇宙ニュース(2013-02-28) ロシアの隕石落下が教えてくれたこと

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2013年2月15日0時20分ごろ(日本時間)、ロシア南部チェリャビンスク州周辺に隕石が落下し、怪我をした人が1000人以上、被害を受けた建物はチェリャビンスク州で44,000棟を超えるという大きな被害がもたらされました。NASAアメリカ航空宇宙局)は地球の大気圏に突入する前の隕石の大きさを直径約17M、重さ約1万トンと推定しました。

隕石がこれほど大きな被害をもたらすことに驚いたことでしょう。では、そもそも隕石とはどこからやってくるのでしょうか?みなさんは、流れ星を見たことがあるでしょうか。流れ星と隕石は関係があるのです。

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宇宙にある細かい岩やチリなどが、宇宙空間をただよううちに地球の重力に引っ張られ地球の大気に飛び込んでくることがあります。大気とのまさつで燃えたものを「流れ星」といいます。一方大気中で燃え尽きないまま地上に落ちてくるものを隕石と呼んでいます。実は隕石は珍しいものではなく、1年間に地球に数千個落ちてきているのです。そのうち発見されるのは10個ぐらいで、南極で多く発見されています。

流れ星や隕石はどこからやってきたのでしょうか。多くは小惑星帯からやってきたと考えられています。まれに月や火星からやってくるものもあります。アメリカのアリゾナ州には約1万5,000年前に落ちた隕石でできた大きなクレーターが残っています。

小惑星ベスタから飛んできたと考えられる隕石。217グラム。アフリカで発見された。 (NASA/JPL提供)
小惑星ベスタから飛んできたと考えられる隕石。217グラム。アフリカで発見された。 (NASA/JPL提供)

隕石の落下は予測できないのでしょうか?今回の隕石は太陽の方向から飛んできたために太陽の光に隠れて観測できなかったそうです。地球に接近しそうな天体の発見と監視は「日本スペースガード協会」など世界各地で行われています。今回のような大きさの隕石はなかなか観測が難しいようですが、今後の観測の重要性が認識されました。

隕石は太陽系が生まれた頃やその後の進化の情報をおしえてくれます。宇宙や太陽系、そして隕石についてもわからないことがたくさんあります。今回の隕石落下は、宇宙に対する観測や研究がさらに必要なことを教えてくれたのではないでしょうか。