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こども宇宙ニュース (2015-01-30)  「ひまわり8号」で天気予報が変わる!?

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毎朝、学校や会社に行く前に、必ず天気予報をチェックしませんか?その天気予報が2015年夏から劇的に変わるかもしれません。新しい気象衛星「ひまわり8号」が2014年10月7日に打ち上げられ、現在宇宙で様々なテストを行っているからです。

下の画像は「ひまわり」8号の初画像です。2014年12月18日、地球上空3万6千Kmから撮影しました。毎日天気予報で見る地球の画像と、何となく違うと思いませんか?実は「ひまわり8号」がこれまでの気象衛星の画像と大きく異なるのが「カラー画像」になった点です。

現在、天気予報に使われている気象衛星ひまわり7号の画像は白黒画像ですが、わかりやすくするために海は青、陸地は緑など色を人工的につけています。ところが「ひまわり8号」は静止軌道の気象衛星では世界で初めて、カラー画像を撮ることができるのです。
オーストラリア大陸が赤く、また海が青黒く見えていますが、これが「ひまわり8号から見える地球の色」です。春になり、大陸から黄砂が飛んできたら黄色く見えて雲と判別することができるでしょう。

2014年12月18日午前11時頃、ひまわり8号が撮影した初画像。日本はこの日、日本海側を中心に大雪が降りました。拡大画像で日本列島を見ると、日本海側には雪雲が筋状に、太平洋側は晴れて陸地がくっきり見えています。(画像提供:気象庁「ひまわり8号による初画像」)
2014年12月18日午前11時頃、ひまわり8号が撮影した初画像。日本はこの日、日本海側を中心に大雪が降りました。拡大画像で日本列島を見ると、日本海側には雪雲が筋状に、太平洋側は晴れて陸地がくっきり見えています。(画像提供:気象庁「ひまわり8号による初画像」)

ひまわり8号は世界最高性能のセンサーを積んでいます。これまでのセンサーと大きく違うのは解像度が2倍(可視光で1km→0.5km)になったこと。雲の構造を非常に細かく見ることができます。また地球全体の観測に30分かかっていたのが10分で観測できるようになりました。さらに日本付近や台風などは約2.5分ごとに観測できるようになります。たとえば台風や局地的な大雨をもたらす積乱雲が徐々に発達していく様子を詳細に、また頻繁に観測できるようになるのです。天気予報の精度をあげ、日常生活に役立てられることが期待できそうです。

ひまわり8号から届いた画像が、実際の天気予報に使われるのは今年の7月頃の予定です。天気予報の画面に注目してくださいね。

ひまわり8号は2014年10月7日午後4時、種子島宇宙センターからH-IIAロケット25号機で打ち上げられました。
ひまわり8号は2014年10月7日午後4時、種子島宇宙センターからH-IIAロケット25号機で打ち上げられました。