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こども宇宙ニュース (2015-03-23) 油井亀美也JAXA宇宙飛行士、宇宙長期滞在へ

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今年5月、JAXA油井亀美也宇宙飛行士国際宇宙ステーションISS)に向けて、ロシアのソユーズ宇宙船に乗って打ち上げられます。ISSで約半年間の宇宙長期滞在を行い、11月に地上に帰還する予定です。

油井亀美也宇宙飛行士。抱えているのはミッションパッチで亀の模様が描かれています。亀は油井さんの名前の一文字にもありますが、コツコツと目標に向けて努力を積み重ねてきた油井宇宙飛行士の性格を表しているとのこと。
油井亀美也宇宙飛行士。抱えているのはミッションパッチで亀の模様が描かれています。亀は油井さんの名前の一文字にもありますが、コツコツと目標に向けて努力を積み重ねてきた油井宇宙飛行士の性格を表しているとのこと。

油井飛行士は1970年長野県生まれで、航空自衛隊ではテストパイロットを務めた、航空機操縦のベテランです。ソユーズ宇宙船では今回が初飛行ですが、船長を補佐し、万が一船長が操縦できないような非常事態には、船長に替わって宇宙船の操縦を担当する、大事な役割を務めます。

油井飛行士がISSに滞在中に、ISSでは様々な新しい取り組みがあります。たとえば2015年3月から、NASAとロシアの宇宙飛行士が1年間の長期滞在を始めます。将来、小惑星火星探査が計画されていますが、目的地に着くまで長い期間がかかります。その間の身体や精神面の影響を調べることが目的です。油井さんも二人の宇宙飛行士のデータ取得を手伝う予定です。

さらに、日本の貨物船「こうのとり」5号機が油井さん滞在中にドッキングする可能性もあります。5号機は新しい実験装置を運びます。長野県川上村という星のきれいな村で育ち、星に興味を持っていた油井さんは、高エネルギー宇宙線観測装置を使った観測に注目しています。「宇宙の見えない物質ダークマターが発見されたらノーベル賞が狙える」とのこと。さらに5号機ではマウスを使って新しい薬の研究に生かす小動物飼育観察装置も運びます。

一緒に宇宙に行くアメリカとロシアの宇宙飛行士たちと、ソユーズ宇宙船の前で。右端が油井飛行士。
一緒に宇宙に行くアメリカとロシアの宇宙飛行士たちと、ソユーズ宇宙船の前で。右端が油井飛行士。

油井さんは「子供のころから実験が大好きだったので、ISSで実験をするのが楽しみ」と言います。また「趣味で写真を撮っているので宇宙で写真を撮って、ツィッターで紹介したい」とも考えています。

子供たちには「身の回りのことに興味を持って、色々なことに取り組んでほしい。外に出て自分の眼で見て感じて考えたことは身に付きます。それから宇宙飛行士に必要なチームワークの基本はお手伝いです。お母さんが何をしてほしいのか、先読みをしてお手伝いをしてください」とメッセージを送りました。