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DASH

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実験目的は高速再突入時のデータ取得

DASHとは、高速で大気に突入するために必要な技術を確立するための飛行実験のことです。
宇宙科学研究所宇宙開発事業団(現 宇宙航空研究開発機構(JAXA))の共同研究として始められたDASHミッションは、静止トランスファ軌道(GTO)に投入されるオービタから分離する、直径約40cmの小型カプセルが高速地球再突入をおこない、飛行中の空力加熱や熱防御に関する様々なデータを取得することが目的でした。

オービタから分離される小型カプセル(想像図)
オービタから分離される小型カプセル(想像図)

特殊ヒートシールドで覆われた小型カプセル

DASHは、再突入をおこなう小型カプセルと、軌道上で通信や軌道・姿勢制御をおこなうオービタからなる、総重量86kgの小型衛星です。
カプセルは空力安定保持の観点からお碗型に設計され、過酷な空力加熱から保護するために特殊なヒートシールドで覆われています。高速再突入時に得られた各種データは、惑星大気への突入や惑星からのサンプルリターン、宇宙輸送システムなど将来の研究開発に役立てられる予定でした。
DASHは2002年2月に種子島宇宙センターからH-IIAロケット2号機によって打ち上げられましたが、ロケットから切り離すことができず、飛行実験は中止されました。

小型カプセルの断面図
小型カプセルの断面図