JAXA | 宇宙情報センター SPACE INFORMATION CENTER

メニュー

メニュー

ディープ・スペース1

シェア

関連情報

分類:月・惑星探査

名称:ディープ・スペース1(Deep Space1)
小分類:彗星・小惑星探査
開発機関・会社:アメリカ航空宇宙局(NASA)
運用機関・会社:アメリカ航空宇宙局(NASA)
打ち上げ年月日:1998年10月24日
打ち上げ国名/機関:アメリカ/アメリカ航空宇宙局(NASA)
打ち上げロケット:デルタII
打ち上げ場所:ケープカナベラル空軍ステーション

ディープ・スペース1は、21世紀の惑星探査計画に必要な新技術をテストする「ニューミレニアム計画」の第1号探査機です。設計から打ち上げまで3年という史上最短の時間で製作され、イオン推進エンジン、人工知能を利用した自動航行システムなど12種類の新技術を応用した機器が搭載されました。
ディープ・スペース1は、火星木星の間の小惑星帯を通過し、1999年7月28日に最初の目標である小惑星9969「ブレイユ」に15kmまで接近し、赤外線カメラで撮影を行いました。打ち上げ当初の計画ではその時点でミッションを終了する予定でしたが、その後計画が延長され、2001年10月22日にボレリー彗星に2,171kmまで接近し、史上最も鮮明な中心核の画像撮影に成功しました。ディープ・スペース1は同年12月にその役割を終えましたが、イオンエンジンを宇宙空間で4,800時間以上も運転し、彗星核に防護シールドなしで最も接近し29枚の鮮明な画像を撮影するなど大きな成果を挙げました。

1.どんな形をして、どんな性能を持っているの?
本体の両側に、翼のように太陽電池パネルの付いた形です。本体は縦2.1m、横1.7m、高さ2.5m、重量489.5kgです。ディープ・スペース1には21世紀の宇宙探査に必要な12の新技術が採用されています。イオンエンジンは、イオン化した分子を高電圧で加速して推進するエンジンで、推力は弱いものの従来に比べて約10倍効率のよいものです。また宇宙航行装置には、人工知能を利用した地上からの指示によらず自分で判断する「自律性」が備えられています。また、集積回路を内蔵した小型分光カメラ(MICAS)や惑星探査プラズマ実験器(PEPE)など宇宙観測初の計測装置も搭載されています。

2.どんな目的に使用されたの?
将来の惑星探査計画のため、イオンエンジンや自律性の高いロボット航行技術、小型高性能分光カメラなど、最新技術の試験が目的です。

3.宇宙でどんなことをし、今はどうなっているの?
1999年7月28日に小惑星9969「ブレイユ」に15kmまで接近し、分光赤外線カメラで15枚の画像を撮影、組成などの調査を行い、さらに人工知能による宇宙航行システムやイオンエンジンの実験も行いました。計画ではその時点でミッションを終了する予定でしたが、その後延長され、2001年10月22日にボレリー彗星に2,171kmまで接近し、史上最も鮮明な中心核の画像撮影に成功しました。

4.打ち上げ・飛行の順序はどうなっているの?
1998年10月24日に、ケープ・カナベラル空軍基地からデルタIIロケットで打ち上げられ、試験後イオンエンジンに点火しました。1999年7月28日に人工知能を使用した自律制御システムにより小惑星9969「ブレイユ」に15kmまで接近、さらに2001年10月22日にボレリー彗星に2,171kmまで接近しました。

5.このほかに、同じシリーズでどんな機種があるの?
ディープ・スペース2(火星探査機)があります。