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ディスク

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バルジを取り巻く円盤

銀河バルジのまわりを取り囲む円盤状の構造を、ディスクと呼びます。厚さは薄く、私たちの銀河系の場合、ディスクの直径がおよそ10万光年あるのに対して、厚さは中心部でも1万5,000光年、外側のほうではたかだか1,000光年程度しかありません。ディスクは楕円銀河には見られない、渦巻銀河特有の構造です。

ディスクの主役は、若い星々です。ディスク中に豊富に含まれるガスや塵(ちり)が、渦巻の腕に相当する部分に集中して次から次へと星を生み出しているのです。ちょうど銀河系の腕の方向にあたるオリオン座おうし座の方向には、プレアデス星団(すばる)やオリオン大星雲の中の星々のように、集団で生み出された若い星々の群れを多く観察することができます。天の川も、このディスクをその内側から眺めたものなのです。

ディスクにある星は、全体としては同じ向きに銀河の中を運動しています。私たちの太陽系も、およそ2億年で1周という速度で銀河系の中を運動しています。この星々の回転速度を測定したところ、観測できる星の質量よりもはるかに大きな質量が銀河系にあると考えないと、その速度の大きさを説明できないことが知られています。このことは、ダークマターの存在を示唆していると考えられています。

おおぐま座の銀河M101。(c)NASA, ESA, K. Kuntz (JHU), F. Bresolin (University of Hawaii), J. Trauger (Jet Propulsion Lab), J. Mould (NOAO), Y.-H. Chu (University of Illinois, Urbana), and STScI
おおぐま座の銀河M101。(c)NASA, ESA, K. Kuntz (JHU), F. Bresolin (University of Hawaii), J. Trauger (Jet Propulsion Lab), J. Mould (NOAO), Y.-H. Chu (University of Illinois, Urbana), and STScI