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ドイツ航空宇宙センター

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関連情報

分類:宇宙開発機関

名称:ドイツ航空宇宙センター/Deutsche Zentrum für Luft- und Raumfahrt e. V.(DLR)
国名:ドイツ連邦共和国
本部所在地:ケルン
設立年月日:1988年12月24日

ドイツは、第二次世界大戦中に液体燃料を用いた世界初の弾道ミサイルであるV2ロケットを実用化させており、ロケット開発の先駆国です。大戦後の米ソのロケット開発では、米ソ両国においてそれぞれドイツの技術者が大きな役割を果たしています。ドイツ国内においては、大戦における敗戦に伴い航空関係の技術開発がしばらく禁止されていたこともあり、国産の衛星打ち上げロケットはありませんが、フランスの主導により開発されたESAアリアンシリーズの開発に参加しています。

ドイツ(旧西ドイツ)は1969年、連邦研究技術省(BMFT)の管轄下にドイツ航空宇宙研究所(DFVLR)を編成しました。そして1988年には、ドイツ航空宇宙研究所(DLR)とドイツ宇宙機関(DARA)に分割されました。1997年10月1日、ドイツ宇宙研究所とドイツ宇宙機関が統合し、ドイツ航空宇宙センター(DLR)が設立されました。DLRはドイツ連邦共和国の航空技術および宇宙開発を担う政府機関です。ケルンを本拠とし、国内各所に計29の施設を持ち、約6,000名の職員が働いています。このうち宇宙関係はDLR宇宙機関と宇宙事業部門があり、その他に航空・エネルギー・交通の各事業部門があります。

DLR宇宙事業は、新型ロケット技術の開発、地球観測用衛星支援システムの開発と利用、衛星通信分野における宇宙の商業的利用の促進などといった活動を通じて、航空宇宙の知識を新たな技術へと発展させていくことを目的としています。

ドイツは欧州宇宙機関(ESA)の設立参加国であり、欧州宇宙運用センター(ESOC)や欧州宇宙飛行士センター(EAC)があります。また、欧州における国際宇宙ステーション(ISS)活動の中心であり、一方では国家安全保障と民生利用を結んだ地球観測(監視)衛星群の開発、整備にも力を注いでいます。

ドイツの宇宙開発の年間予算は、2008年度で約13億ユーロ。その多くはESAへ拠出されており、2009年度ESA拠出金は6億4,833万ユーロ。これは加盟国中18.05%でフランスに次いで2位です。2010年にはフランスを抜いて1位の拠出額となる見込みです。

2009~2011年の第8期中期欧州宇宙計画では、ESAへの拠出金は3年間で27億ユーロ、フランスを抜いて加盟国中第1位となり、地球観測やISS への貨物輸送船ATV活動等を主とした事業を進めるとしています。

1.どのような組織になっているの?
ドイツ連邦共和国の宇宙開発及び航空その他の関連技術を担う政府機関です。

2.地図上ではどの辺にあるの?
ケルンを本拠とし、国内各所に計29の施設を持ち、約6,000名の職員が働いています。

3.これまでに行った宇宙計画とこれから予定している計画にはどんなものがあるの?
ドイツはフランスと並んでESAの最大の貢献国であり、ESAの各種計画に参加しています。特に、国際宇宙ステーション(ISS)関連では中心的な役割を果たしており、ISSESAモジュール、コロンバス軌道上研究室の組み立てはドイツで行われ、管制を行うコロンバス管制センターもドイツにあります。
その他、ドイツが参加したESAの計画には、NASA土星探査カッシーニから分離されて土星の衛星タイタンに降下したホイヘンス火星探査マーズ・エクスプレス彗星探査ロゼッタ地球観測衛星Envisat、金星探査ビーナス・エクスプレスなどがあります。
加えて、ドイツ独自の宇宙計画も実施しており、これには地球観測衛星TerraSAR-Xなどがあります。

4.これまでに開発したロケットで代表的なものは?
フランスの主導により開発されたESAアリアンシリーズの開発に参加しています。

5.ロケットはどこで打ち上げるの?
アリアンシリーズは、フランス領ギアナ、クールーのギアナ宇宙センター(GSC)から打ち上げられています。

6.これまでに開発した宇宙ステーションで代表的なものは?
ドイツは欧州における国際宇宙ステーション(ISS)活動の中心です。ISSESAモジュール、コロンバス軌道上研究室の組み立てはドイツで行われ、管制を行うコロンバス管制センターもドイツにあります。

ISSに設置されたコロンバス(NASA提供)
ISSに設置されたコロンバス(NASA提供)

7.予算はどれくらいなの?
ドイツの宇宙開発の年間予算は、2008年度で約13億ユーロ。その多くはESAへ拠出されており、2009年度ESA拠出金は6億4,833万ユーロ。これは加盟国中18.05%でフランスに次いで2位です。
2009~2011年の第8期中期欧州宇宙計画では、ESAへの拠出金は3年間で27億ユーロ、フランスを抜いて加盟国中第1位となり、地球観測やISSへの貨物輸送船ATV活動等を主とした事業を進めるとしています。