りゅう座Post to TwitterFacebook Share

分類:星座/神話


名称:りゅう座(竜座)
学名:Draco
小分類:北半球
構成する主な雲、団、恒:NGC6543(キャッツアイ雲=惑星状星雲)/ツバン(アルファ)/ラスタバン(ベータ)/エルタニン(ガンマ)/ノドゥス・セクンドゥス(デルタ)/ノドゥス・プリムス(ゼータ)/ エド・アシク(イオタ)/ギアンザル(ラムダ)/グルミウム(クシー)
神話の主な登場人物:ヘラクレス/プロメテウス/アトラス
日本で観測できる時期:1年中観測できる
見ごろの季節:夏(20時正中は8月下旬)

北極のまわりを、体をくねらせながら、ほぼ半円形に回る長い星座です。長い星座ですが、見つけるのはわりと簡単です。ギリシャ神話ではりゅう座は、黄金のりんごを守る火を吐く竜だとされてきました。1月には、この星座を中心とした流れの群れ「りゅう座流星群」が観測できます。また望遠鏡で見てみると、竜の首が折れ曲がるあたりに、猫の目のような形をした「キャッツアイ雲」を見ることができます。

1.見つけ方のポイント
北斗七のひしゃくの一番端のと、北極を結び、それを北斗七の反対側まで伸ばすと、2等を含む4つのがひし形に集まっているのが見つかります。それがりゅう座の頭です。そこからケフェウス座の方へ伸びるの列が竜の首、そこから折り返して北極の周りを半円形を描くように伸びるのが竜の胴体です。また、こと座のべガから北へ目を移しても、頭の部分を見つけることができるでしょう。

2.神話の内容について
りゅう座は、古代ギリシャ神話では、世界の西の果てにあるヘスペリスの園を守っていた竜で、勇者ヘラクレスによって退治されたとされています。ヘラクレスの第11番目の冒険は、ヘスペリスの園にある黄金のリンゴを取ってくることでした。勇んで出かけたヘラクレスは、旅の途中、カウカソス山に鎖で繋がれたプロメテウスを助けます。喜んだプロメテウスは、「黄金のりんごを取るには、自分で行かず、天を担いでいる巨人アトラスに行かせろ」と助言を与えます。ヘラクレスはアトラスの元に行きますが、彼は「竜を退治すればリンゴを取ってきてやろう」と言います。そこでヘラクレスは、ヒュドラの毒を塗った矢で竜を射殺し、黄金のリンゴをアトラスに取りに行かせることに成功したのでした。このとき殺された竜が、後にヘスペリスの園を守った功績を認められ、天に昇らされてりゅう座になった、ということです。

3.同じ時期に見える星座について
北極の周りをめぐり、日本からは一年中見える周極のひとつです。こぐま座をはじめ、南におおぐま座りょうけん座、北にケフェウス座カシオペア座きりん座を見ることができます。

4.主要都市での観測について
日本全国の北の空に一年中見ることができます。

※参考文献:「星座クラブ」沼澤茂美著(誠文堂新光社)、「のポケットブック」(誠文堂新光社)、「星座天体観測図鑑」藤井旭著(成美堂出版)、「星座・夜空の四季」小学館の学習百科図鑑、「星座博物館・春」、「同・夏」、「同・秋」、「同・冬」、「同・星座旅行」瀬川昌男著(ぎょうせい)、「空ガイド」沼澤茂美、脇屋奈々代著(ナツメ社)