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地球科学・地球観測

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環境保全などを目的として宇宙から地球を観測

熱帯林をはじめとする森林の減少やオゾン層の破壊、温暖化など、人間活動に起因する地球環境の変化が全世界的に問題となっています。また、地震や火山噴火などの自然現象による脅威に、常にさらされています。地球環境を保全し、自然と調和した社会を築くためには、地球環境破壊や地球環境変化の実態を把握し、そこで起きている現象のメカニズムを解明する必要があります。

さらに、得られた結果を用いて地球の全球モデルを作成し、そのモデルを用いたシミュレーションを行って環境変動を予測し、災害予知や環境改善に役立てていくことが必要です。このためには、広域かつ高頻度での全球レベルでの地球観測が重要となります。宇宙からの地球観測は最も有効な手段のひとつです。

世界初の地球観測衛星は、1972年にアメリカが打ち上げた「LANDSAT-1」です。(気象衛星を除く)以来、世界各国で地球観測衛星が打ち上げられ、陸地・海洋・大気などに見られる地球環境のさまざまな状況を捉えてきました。こうした観測で得られたデータは、世界的に広がったネットワークで受信され、データ解析が行われています。

日本では、気象衛星「ひまわり」シリーズ、地球資源衛星「ふよう」、地球観測プラットホーム技術衛星「みどり」「みどりII」、熱帯降雨観測衛星「TRIMM」、陸域観測技術衛星「だいち」温室効果ガス観測技術衛星「いぶき」などを打ち上げ、地球観測を行ってきました。得られたデータは天気予報、災害監視、資源探査、森林管理、漁場管理、土地利用、大気環境などの幅広い分野にわたって活用され、私たちの生活に役立てられています。

また、建設が進められている国際宇宙ステーション(ISS)からも地球観測が行われています。2009年に完成した「きぼう」日本実験棟の船外実験プラットフォームに取り付けられた超伝導サブミリ波リム放射サウンダ(SMILES)ではオゾン層の観測が行われました。ISSからの観測には、通常の人工衛星では実現が難しい低軌道高度からの長期観測、高い軌道傾斜から広い緯度範囲をカバーする観測、有人支援により機器の交換・保守が軌道上で可能などの利点があります。