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エドワード・モーリー

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牧師の道を捨てて、物理学教授から科学者へ

エドワード・モーリー(1838〜1923)は、アメリカ・ニュージャージー州生まれ。組合教会の牧師を希望して神学校に入学、趣味で研究していた化学に取り組んでいましたが、クリーブランドの大学の教授の職を提供され、牧師にはなりませんでした。1870年代に酸素と水素の原子量の比較測定に従事して名を挙げますが、モーリーの名を不朽のものにしたのはマイケルソンと共同でおこなった「マイケルソン=モーリーの実験」です。

マイケルソンとの共同研究がモーリーの名を不朽に

初期のころ、モーリーは水電流計を発明し、空気の寒波の起源について、空気の酸素含量と気象学的データを基礎に、ある条件のもとでは、冷たい空気は北から南への空気の移動よりも高空から下に向かう空気の運動に由来することを実証しています。モーリーの最大の業績は、1885年からマイケルソンと共同でおこなった研究の成果です。研究は、大気中に実在するといわれていたエーテルに対する地球の運動を検証するため、マイケルソンが1881年に使用した干渉計の改良から始まりました。そのときマイケルソンが得た結果は否定的なものでしたが、1887年のマイケルソンとモーリーの実験でも結果は明確に否定的でした。このことから、光速はエーテル中の観測装置の運動いかんにかかわらず一定であるという結論が導かれたのです。モーリーはまた、1895年、水素と酸素の密度およびそれらの結合比の正確な測定値を発表し、広く認められています。