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エドウィン・ハッブル

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弁護士から転身し天文台で銀河の写真をとり続ける

エドウィン・ハッブル(1889~1953)は、アメリカの天文学者。法律を学び、一度は弁護士となりますが、結局天文学の道を選び、シカゴの大学院で勉強をしなおしました。第1次世界大戦後、ウィルソン山天文台に勤め、大望遠鏡で銀河の写真をとり続けます。このころ、同じアメリカの天文学者スライフゼはアンドロメダ星雲が地球から遠ざかっていることを観測、発表しています。

アルバート・アインシュタインの「宇宙項」の波紋

1916年、アルバート・アインシュタインが一般相対性理論を発表、翌年それにもとづく宇宙モデルを発表します。これは静止宇宙を示していましたが、オランダの天文学者ド・ジッターがアルバート・アインシュタインの方程式を解くと、宇宙は膨張するという答えが出ました。1922年になると、今度はロシアの物理学者フリードマンが、アルバート・アインシュタインの方程式から「宇宙項」を除いて計算した結果、宇宙は閉じて収縮するか、開いて膨張していくという2つの解答があることを発見したのです。

膨張宇宙を発見し、「ハッブルの法則」を明らかにする

このような時代の背景のなか、ハッブルは700万光年という遠い銀河の観測にも成功します。やがて、それらの観測結果から、「遠い銀河ほど速い速度で遠ざかっている」という法則性を発見するのです(ハッブルの法則)。この業績により、宇宙全体が風船のように膨張していることが明らかになりました。1930年、アルバート・アインシュタインウィルソン山天文台にやってきてハッブルの撮影した銀河の写真を見、静止した宇宙という自分の宇宙モデルを捨てざるをえませんでした。そして、いま、大気圏外から宇宙を観測する目的で軌道上を回っている「宇宙望遠鏡」に、ハッブルの名は刻まれています。