エリダヌス座Post to TwitterFacebook Share

分類:星座/神話


名称:エリダヌス座
学名:Eridanus
小分類:南半球
構成する主な雲、団、恒:アケルナー(アルファ)/クルサ(ベータ)/ザウラク(ガンマ)/アザー(エータ)/アカマル(シータ)/ベイド(オミクロン1)/ケイド(オミクロン2)/アンゲテナール(タウ2)
神話の主な登場人物:オケアノス/テテウス/パエトーン/ゼウス
日本で観測できる時期:10月~4月の約7ヵ月間
見ごろの季節:冬(20時正中は1月中旬)

オリオン座の足元、1等リゲルのそばから南西へ大きくうねりながら伸び、南天の大マゼラン星雲のそばまで達する長い星座です。全天でも6番目に大きい星座ですが、日本で見ると半分が地平線の下へ隠れてしまい、1等のアケルナーは見ることができません。昔はエリダヌスという名前だけではなく、エジプトではナイル、バビロニアではユーフラテス、イタリアではポー川と、いずれも川にちなんだ名前で呼ばれていました。エリダヌス座

1.見つけ方のポイント
冬に南の空を見ると、オリオン座の右下にある1等リゲルの右脇から、ジグザグ曲がりながら南西へ伸びる、3等と4等の連なりが見つかります。あまり明るい星座ではありませんが、連なりが比較的はっきりしているので、見つけやすいでしょう。また、地平線に消えるあたりからは南東へ方向を変え、大マゼラン星雲のあたりまで伸びていきます。

2.神話の内容について
エリダヌス座は、ギリシャ神話の伝説の川で、太陽神オケアノスを父に、女神テテウスを母に持つとされています。エリダヌス川は、太陽神ヘリオスの子パエトーンが落ちた川として知られます。パエトーンは父親を尊敬していましたが、友人達は誰も、彼の親が太陽神だと信じません。ののしられた彼は父親の宮殿に行き、太陽の馬車に乗って天へ駆け上って行きました。しかし、太陽の馬車は彼のいうことを聞きません。パエトーンは暴れる馬のたずなをついに放してしまい、馬車は天地を焼きながら暴走をはじめます。ゼウスはこれを見て、仕方なく雷を投げ、パエトーンを撃ち落としました。そのときに、パエトーンが落ちた川がエリダヌス川だということです。

3.同じ時期に見える星座について
冬の南の空に昇る星座と一緒に見ることができます。まず、東にはオリオン座うさぎ座はと座おおいぬ座など、北にはおうし座などが見えます。また西にはくじら座や、ろ座、ちょうこくしつ座ほうおう座などが一緒に見えます。

4.主要都市での観測について
北から南へ伸びる長い星座で、その一部分は地平線の下に沈んでいるものの、全国から見ることができます。ただし、星座の南端にある1等アケルナーを見るためには、日本では奄美諸島以南へ行く必要があります。

※参考文献:「星座クラブ」沼澤茂美著(誠文堂新光社)、「のポケットブック」(誠文堂新光社)、「星座天体観測図鑑」藤井旭著(成美堂出版)、「星座・夜空の四季」小学館の学習百科図鑑、「星座博物館・春」、「同・夏」、「同・秋」、「同・冬」、「同・星座旅行」瀬川昌男著(ぎょうせい)、「空ガイド」沼澤茂美、脇屋奈々代著(ナツメ社)