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人工衛星での実験

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人工衛星での微小重力実験も回収カプセルによる実験も、地球周回軌道上において無人で実験することは同じですが、違いは、人工衛星での微小重力実験の場合は、実験成果物を独自に地球に持ち帰ることができないことです。地球に持ち帰るためには、例えばスペースシャトル等によって回収してもらって帰還することが必要となりますが、回収のための装置やシステムが不要なため、本来の微小重力実験装置などを多く搭載することができます。

日本でのこの方式の微小重力実験は、「宇宙実験・観測フリーフライヤー(SFU)」があります。

宇宙実験・観測フリーフライヤー(SFU)

SFUは、旧宇宙科学研究所、旧宇宙開発事業団、及び新エネルギー・産業技術総合開発機構、無人宇宙実験システム研究開発機構の共同プロジェクトで、日本の宇宙活動において初めて軌道上での回収を行ったシステムです。

1995年3月、気象衛星「ひまわり5号」とともにH-IIAロケット種子島宇宙センターから打ち上げられ、軌道上で、気相成長基礎実験、凝固・結晶成長実験、各種材料実験などを行いました。翌1996年1月にはNASAスペースシャトルエンデバー」に乗り込んだ若田光一宇宙飛行士によって軌道上で回収され、ケネディ宇宙センターに帰還しました。

STS-72ミッションでスペースシャトル・エンデバー号のロボットアームにつかまれた「宇宙実験・観測フリーフライヤー」(c)NASA
STS-72ミッションでスペースシャトル・エンデバー号のロボットアームにつかまれた「宇宙実験・観測フリーフライヤー」(c)NASA