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回収カプセルでの実験

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本格的な宇宙での微小重力環境での実験として、回収カプセルでの実験があります。
これは、微小重力実験を行う装置を人工衛星軌道に打ち上げ、軌道周回中に地上からのコントロールにより材料実験やライフサイエンス実験を行い、実験終了後は衛星そのもの、あるいは衛星から回収カプセルを分離して、大気圏突入後、地上で回収するものです。
日本でのこの方式の微小重力実験は「自立帰還型無人宇宙実験システム(EXPRESS)」、「次世代型無人宇宙実験システム(USERS)」があります。

自立帰還型無人宇宙実験システム(EXPRESS)

このプロジェクトは、日独科学技術協力協定に基づいた初の日独共同プロジェクトです。
EXPRESSを搭載したM-3SIIロケットは、1995年(平成7年)1月15日、内之浦宇宙空間観測所から打ち上げられました。
EXPRESSの当初の計画は、地球周回軌道投入後、5日間にわたり石油精製用の高性能な触媒創生実験を行い、その10時間後に固体ロケットモータに点火し、実験装置が入っているリエントリーモジュールが軌道離脱、大気圏突入を行い、回収される予定でした。
しかしながら、M-3SIIロケットの第二段の姿勢異常のため、軌道に投入することができませんでした。

次世代型無人宇宙実験システム(USERS)

USERSは、経済産業省及び新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の委託により、(財)無人宇宙実験システム研究開発機構(USEF)が進めた宇宙実験システムです。
USERSは、電力・通信・姿勢制御等を行うサービスモジュール(SEM)と微小重力実験等の装置を収納したリエントリーモジュール(REM)で構成されています。
USERSは、H-IIAロケットに搭載され、2002年(平成14年)9月10日、種子島宇宙センターから打ち上げられ、所定の地球周回軌道に投入されました。10月2日からは実験の目的の一つである超電導材料製造実験を半年にわたって実施し、2003年5月、実験装置の入ったリエントリーモジュールが切り離され、回収されました。

(c)JAXA・USEF
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