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無人飛行機ヘリオス

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ふわふわ浮かぶソーラー飛行機

胴体がなく翼だけ、動力源は太陽光を使い、操縦は無線で行うという無人ソーラー飛行機の開発がNASAで進められています。研究にあたっているのはドライデン飛行研究センターで、1998年にはやや小型の「センチュリオン」の試験飛行に成功、続く1999年6月には大型の「ヘリオス」の試験飛行にも成功しました。
「ヘリオス」は胴体がなく、幅75mの翼をもち、翼の裏には14基のプロペラを備えています。本来は翼の太陽電池でエネルギーを得ますが、この実験では一般の充電池を使い、低い高度を約30分間にわたって、ゆらゆらと旋回飛行しました。太陽電池を使えば3万mまで上昇し、6ヵ月間飛び続けることができるといわれています。

1999年6月、試験飛行に成功した無人ソーラー飛行機ヘリオス
1999年6月、試験飛行に成功した無人ソーラー飛行機ヘリオス
アメリカのエドワード空軍基地で、1998年に成功した「センチュリオン」
アメリカのエドワード空軍基地で、1998年に成功した「センチュリオン」

高度3万mから地上を観測

「ヘリオス」は、費用が比較的安く、しかも無公害飛行機ということで商業用を目的としています。高高度から地球の観測や無線通信の中継などが可能で、気象観測や火山の爆発、地震が発生したさいの情報収集などに利用されることが考えられています。
2001年8月に試験飛行が行われ、「ヘリオス」は最高高度29,000mを達成しました。これは、ロケット以外の手段では史上最高の記録になります。2003年には、今度は高度15,000mで、4日間の飛行実験を行う予定です。