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ひので

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分類:月・惑星探査

名称:太陽観測衛星「ひので」(SOLAR-B)
小分類:太陽観測
開発機関・会社:宇宙航空研究開発機構JAXA)、国立天文台
運用機関・会社:宇宙航空研究開発機構JAXA)、国立天文台
打ち上げ国名・機関:日本/宇宙航空研究開発機構JAXA
打ち上げ年月日:2006年9月30日
打ち上げ国名:日本
打ち上げロケットM-V
打ち上げ場所:鹿児島県宇宙空間観測所

「ひので(SOLAR-B)」は、日本で3番目の太陽観測衛星で、10年以上にわたる観測を行った「ようこう」の後継機です。「ひので」は、可視光・磁場望遠鏡、極端紫外線撮像分光装置、X線望遠鏡の3つの望遠鏡を搭載し、太陽の爆発(フレア)現象や加熱現象のメカニズムを観測します。たとえば太陽には、表面(光球)の温度が約6,000℃なのに、約2千km上空のコロナが100万℃以上になっているのはなぜか、という大きな謎があります。「火のついていないガスコンロの上に沸騰したやかんが乗っている」イメージで、これを解明するのが「ひので」の大きな目的の一つです。
ようこう」はX線で太陽のコロナを観測しましたが、「ひので」は太陽フレアの担い手である「磁場」を詳しく観測することができます。コロナの下の彩層から光球まで数千kmにわたって3次元データを得ることができるのです。
3つの望遠鏡は日・米・英3国の国際協力で開発されました。日本は可視光・磁場望遠鏡の望遠鏡部を製作。0.2~0.3秒角という高い分解能を達成し、太陽を「顕微鏡」で見るような観測を行っています。
太陽で大きなフレアが起こると、高速のプラズマ風が吹き出して地球の周りの磁気圏で磁気嵐を起こし、人工衛星にダメージを与えたり電波通信に影響を与えます。そこで太陽活動や磁気嵐を予測する「宇宙天気予報」の重要性が高まっています。「ひので」の観測で太陽フレアのメカニズムが解明されれば、宇宙天気予報の実現に大きく貢献するでしょう。

黒点周囲のダイナミックな噴出現象。「ひので」可視光望遠鏡が世界で始めて観測に成功した。
黒点周囲のダイナミックな噴出現象。「ひので」可視光望遠鏡が世界で始めて観測に成功した。