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ジュノー

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関連情報

分類:月・惑星探査

画像提供:NASA/JPL-Caltech
画像提供:NASA/JPL-Caltech

名称:ジュノー/Juno
小分類:木星探査
開発機関・会社:アメリカ航空宇宙局NASA
運用機関・会社:アメリカ航空宇宙局NASA
打ち上げ年月日:2011年8月5日
打ち上げ国名・機関:アメリカ合衆国
打ち上げロケットアトラスV
打ち上げ場所:ケープカナベラル空軍基地

「ジュノー」は、NASAによる木星周回探査機であり、中規模の探査ミッションを行うニュー・フロンティア計画の一環です。木星に周回探査機が送り込まれるのは、1989年に打ち上げられた「ガリレオ」以来、22年ぶりとなります。なお、周回機以外では、冥王星探査機「ニュー・ホライズンズ」が、冥王星に向かう途上で2007年に木星をフライバイした際に観測を実施しています。

「ジュノー」は、太陽系最大の惑星であるガス惑星、木星を周回探査し、その大気について詳細な観測を行うのが最大の任務です。また、磁場、重力場についても調べます。「ジュノー」の探査により、木星の起源や内部構造について多くの知見が得られることが期待されます。

「ジュノー」という名称は、ローマ神話に登場する最高位の女神ジュノー(ユーノーとも)に由来します。ジュノーは、ローマ神話の主神ジュピター(ユーピテルとも)の妻であり、夫であるジュピターが雲のベールに隠している秘め事を見透かしたというエピソードがあります。

1.どんな形をして、どんな性能を持っているの?
探査機本体の概形は、アンテナや太陽電池パドルを除いて、直径3.5m、高さ3.5mの6角柱状です。アンテナや太陽電池パドルを含めると、直径20m、高さ4.5mです。打ち上げ時の質量は約1500kg。科学機器として、紫外線撮像分光計、赤外線撮像分光計、プラズマおよび荷電粒子検出器など、8種類の機器を搭載しています。

従来の木星探査機と異なる大きな特徴として、電力の確保を太陽電池パドルによっていることが挙げられます。太陽から離れた木星周辺においては、太陽光の強さは地球周辺の25分の1程度しかなく、太陽電池では充分な電力を確保することが困難です。そのため従来の探査機は原子力電池を採用していました。ジュノーにおいては、発電効率の高い最新式の大型太陽電池パドルを3枚搭載することで、太陽電池で必要な電力を確保します。

2.どんな目的に使用されるの?
太陽系最大の惑星、木星を周回探査します。過去の木星探査機とは異なり、探査目標を木星本体に絞っており、衛星についての観測は考慮されていません。主な任務は次の通りです。
木星大気に含まれる水の量を調べ、木星の形成に関する理論を検証する上での手掛かりを得ます。
木星大気を詳細に観測し、その組成、温度、雲の動きなどについて調査します。
木星の磁場および重力場をマッピングし、木星の内部構造を探ります。
木星の両極付近の磁気圏を観測します。特にオーロラが重要な観測対象です。これにより、木星の強大な磁場がどのように大気に影響を与えるかについて理解が進むことが期待されます。

3.宇宙でどんなことをし、今はどうなってるの?
2011年8月5日に打ち上げられました。2013年3月現在、木星に向かって飛行中です。

4.打ち上げ・飛行の順序はどうなってるの?
「ジュノー」は2011年8月5日に打ち上げられました。
2013年に地球スイングバイによる軌道変更を行って木星に向かう軌道に乗り、2016年7月に木星に到着する予定です。
到着後は、木星を縦に周回する極軌道に乗り、約1年間かけて木星を33周した後、2017年10月には木星大気への突入により燃え尽き、ミッションを完了する予定です。