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小柴昌俊

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カミオカンデでニュートリノを検出 天文学に新しい研究分野を開拓

素粒子物理学および宇宙線物理学の研究者である小柴昌俊(1926年愛知県豊橋市生まれ)は、アメリカのレイモンド・デービスとともに、2002年のノーベル物理学賞を受賞しました。
ノーベル賞受賞は日本人として11人目で、受賞の理由は「天体物理学、とくに宇宙ニュートリノの検出に先駆的な貢献を果たした」ことで、超新星爆発で放出されたニュートリノを、岐阜県神岡市の地下1,000mにある巨大水槽「カミオカンデ」で初めて検出し、ニュートリノ天文学という新しい研究分野を開拓しました。

超新星爆発の好機をとらえ理論を証明する実験的業績をもたらす

ニュートリノの観測は、1960年代から共同受賞のレイモンド・デービスが始めていましたが、当時は飛来する方向も時刻もわからないままでした。それがカミオカンデの登場によって方向・時刻・エネルギーまで観測され、しかも幸運なことに、本格的観測を始めた直後の1987年2月23日に超新星爆発が起き、ニュートリノ検出の素晴らしい機会を得ることができました。
このときの検出によって、超新星爆発の理論が証明され、天文学や素粒子理論などに大きな影響を与えることになりました。