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チャールズ・コンラッド

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関連情報

分類:宇宙飛行士

名前:チャールズ・コンラッド(Charles Conrad Jr.)
性別:男
国名:アメリカ
生年月日:1930年6月2日(ペンシルバニア州フィラデルフィア)
没年月日:1999年7月9日
所属宇宙機関:アメリカ海軍(USN)
飛行実績:ジェミニ計画(ジェミニ5号/ジェミニ11号/タイタンII)、アポロ計画(アポロ12号/サターンV)、スカイラブ計画(スカイラブ2号/サターンIB)

チャールズ・コンラッドは、プリンストン大学で航空工学を学び、理学士を取得したのち海軍へ入隊。1962年に、NASA宇宙飛行士となりました。
そして、1965年8月のジェミニ5号で彼は初めて宇宙へ飛び立ちました。ジェミニ5号は約8日間の飛行で、この間に医学実験など、さまざまな実験をおこないました。その後、アポロ12号では司令官を務め、人類2度目の月着陸や初の月面での船外活動をおこなうなど活躍しました。
また、彼はアメリカ初の宇宙科学ステーション・スカイラブ計画(1973年〜1979年)にも宇宙飛行士として参加しています。スカイラブ宇宙ステーションはまず無人で宇宙に打ち上げられ、その後、コンラッド達がアポロ宇宙船で宇宙へ行き、スカイラブとドッキング、移乗するというものでした。コンラッドはこの飛行の司令官を務めました。この飛行では、宇宙空間に出て故障していたスカイラブ宇宙ステーションの修理をしたほか、計画より多くの生物医学実験をおこない、宇宙空間での長期作業に関し、大きな光明を与えました。
1973年12月に海軍を退役した後は、ケーブルテレビ会社を手がけたほか、カリフォルニア州にあるマクドネル・ダグラス・スペース・システムの副会長を務めていましたが、1999年7月にオートバイの事故で亡くなりました。

1.同じロケット、衛星に乗った宇宙飛行士はいるの?
ジェミニ5号(1965年8月)ではL.ゴードン・クーパーが同乗、ジェミニ11号(1966年9月)ではリチャード・F・ゴードンが同乗しました。
アポロ12号(1969年11月)ではコンラッドとアラン・ビーンが月着陸船インターピッドに搭乗し、リチャード・ゴードンは司令船に残りました。
1973年5月から6月のスカイラブでは、ジョゼフ・カーウィン博士とポール・ワイツが同乗しました。

2.宇宙でどのようなことをおこない、どんなことに成功しているの?
1965年8月21日に打ち上げられたジェミニ5号では、コンラッドらの任務は8日間の宇宙航行に十分耐えられるかどうかを試し、無重力状態で長期間過ごした場合の生理学的な影響を調査することでした。ところがジェミニ5号の燃料電池に故障が発生したため、いくつかの計画や実験は中止せざるを得ませんでした。彼らはできる限りの実験をおこない、8月29日に帰還しました。
コンラッドの2度目の飛行となった1966年9月12日に打ち上げられたジェミニ11号での役目は、のちにおこなわれるアポロ計画で必要となる技術を実際に試すことでした。コンラッドと同乗したゴードンは、先に打ち上げられたアジェナ標的体とジェミニ11号を連結し、2個の宇宙船を自転させるという実験を成功させました。これにより、宇宙船を衛星軌道上で安定させることができるようになりました。彼らは軌道を1,370Kmまで上がり、世界最高高度の記録を打ち立てたほか、最初の完全自動制御による大気圏再突入をおこないました。
1969年11月14日から24日までのアポロ12号計画ではコンラッドは司令官を務め、18日に月着陸しました。彼らは2回の船外活動をおこない、アポロ月面科学実験装置(ALSEP)用に設計された計測器一式を設置し、データを地球へ送信しました。そして約33kgの月面の岩石を採集し、月に2年7カ月設置されていたサーベイヤー3号のテレビカメラを回収しました。
その後の宇宙実科学ステーション・スカイラブ(1973年5月25日から6月22日)計画では、最初のドッキングをおこなったアポロ宇宙船の司令官を務め、故障を起こしていたスカイラブ宇宙ステーション太陽電池板などを宇宙空間に出て修理し、計画よりも多くの生物医学実験をおこないました。そして、約28日間宇宙で生活しました。

アポロ12号で月に着陸後、船外活動をおこなうコンラッド。月面に設置した科学実験装置にアンテナを立てている。
アポロ12号で月に着陸後、船外活動をおこなうコンラッド。月面に設置した科学実験装置にアンテナを立てている。

3.どれくらいの時間、宇宙を飛んでいるの?
ジェミニ5号(1965年8月)では約8日間(190時間55分)、ジェミニ11号(1966年9月)では71時間17分でした。その後のアポロ12号(1969年11月)では244時間37分、スカイラブ(1973年5月から6月)では約1ヶ月間、672時間49分にもおよび、合計宇宙飛行時間は1179時間38分という大記録を打ち立てました。

※参考文献:的川泰宣「飛びだせ宇宙へ」岩波ジュニア新書、「日本と世界の宇宙ロケットと衛星カタログ」成美堂出版、宇宙開発事業団・編「新版宇宙飛行士になるための本」同文書陰ケネス・W・ガトランドほか/佐貫亦男・日本語版監修「世界の宇宙開発」旺文社