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宇宙の大規模構造

私たちの住む宇宙は、無数の銀河からなる世界です。それらの銀河は、宇宙全体に一様に散らばっているわけではありません。銀河が狭い範囲に集中している場所と、ほとんど銀河が存在しない場所(ボイド)に分かれているのです。銀河が集中している場所は、その規模によって銀河群、銀河団あるいは超銀河団と呼ばれています。例えば、私たちの銀河系にもっとも近い銀河団として、おとめ座銀河団がよく知られています。このような銀河団とボイドが複雑に入り組んで、あたかも巨大な網の目のように見える構造を「宇宙の大規模構造」と呼びます。

この宇宙の大規模構造は、宇宙が生まれた当初からあったわけではありません。誕生直後の宇宙では、ダークマターやふつうの物質は宇宙全体に一様に分布していたと考えられています。しかし、その分布にはわずかなむらがあり、周りよりも少しだけ密度の高い領域は、徐々に周りの物質を重力によって引き寄せはじめます。一度成長を始めると、あとは雪だるま式に成長を続け、物質が多く集まった場所では星が生まれ、銀河が形成されていきます。このようにして、銀河の集まる場所と、そうでない場所が作られてきたのです。