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ルナーA

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関連情報

分類:月・惑星探査

名称:月探査衛星(LUNAR-A)
小分類:月探査
開発機関:宇宙航空研究開発機構(JAXA)
運用機関:宇宙航空研究開発機構(JAXA)

月探査衛星「LUNAR-A」は、月の内部を直接探査することをめざして開発が進められてきた本格的月探査ミッションです。アメリカや旧ソ連の月探査は月の表面の地形や岩石など、地表の調査が中心でした。それに対して「LUNAR-A」は、月の内部に観測装置をもぐり込ませて探査を行う世界初の計画で、月がどうやってできて今の姿になったのかという、月の起源と進化を研究するためのデータが得られるものと、期待がかけられていました。
LUNAR-A」の特徴は、高さ約80cm、直径約16 cmの2本の「ペネトレータ」とよばれるやり型のケースに入った観測装置です。これを月の上空で探査機の本体から切り離し、月面に突き刺すように落下させ、地球の2m前後の深さにもぐり込ませます。「ペネトレータ」には月震計(地震計)と熱流量計が搭載されていて月の内部構造を調査します。
LUNAR-A」計画は1991年から開発が始まり、当初の予定は1995年でした。大きな衝撃を受けるペネトレータの開発が技術的に大変難しく、打ち上げは何度も延期されました。ようやく2007年度に最終の試験を行えば、ペネトレータ技術は完成する見込みがたちましたが、探査機本体が製作完了から約10年経ち、長期間の保存のために電子回路基盤の腐食などの問題があったために、文部省宇宙開発委員会の推進部会は「LUNAR-A」計画は中止にするのが妥当だという報告書をまとめました。
ただし、「ペネトレータ」技術は世界に先駆けて完成させ、今後の国内又は海外の月・惑星探査計画に搭載して打ち上げることをめざして研究を続けます。探査機本体は、今後開発されるロケット初号機の機能・性能確認試験に使う案が出されています。