星の明るさと色Post to TwitterFacebook Share

の明るさは「等級」で示される

地球から見えるの明るさは等級という単位で表されます。もともとは、肉眼でもっとも明るく見えるを1等、肉眼でやっと見えるを6等としていましたが、現在ではこと座ベガをもとに等級の基準を決め、2.5倍明るくなると1等級ずつ数字が減り、2.5倍暗くなると1等級ずつ数字が増えるように定義されています(この定義をベガ等級と呼びます)。

夜空に見えるはさまざまな明るさで輝いていますが、1つ1つのまでの距離はさまざまですから、見かけの等級が本当のの明るさを表しているわけではありません。の本当の明るさを表すときは、そのが地球から一定の距離(10パーセク=32.6光年)にあるときの明るさを用いることが決められていて、その等級を「絶対等級」と呼びます。

表面温度の高いは青白く、低いは赤く見える

さそり座の1等アンタレスは赤っぽく、おおいぬ座の 1等シリウスは青白っぽく見えます。の色にこのようなちがいがあるのは、の表面温度に差があるからです。表面温度が低く3,000度ぐらいのは赤色、6,000度ぐらいのは黄色、さらに温度が高くなると白っぽくなっていき、2万度以上の高温のは青白く輝いて見えます。逆に言えば、の色を観察することで、そのの表面の温度を推定することができるのです。

の体積と質量

の体積は私たちの太陽の数百倍もあるものから、数十分の1のものまでさまざまです。ただし体積が大きくても、太陽の1cm³あたりの平均の重さが1.41gであるのに比べて、赤色巨星は約0.00001gと非常に密度が小さく、それに対して体積の小さい白色矮は1cm³あたり10t程度、中性子にいたっては約1億tと大きな差があります。また、の一生はその星の質量によって決まってきます。

HR図は、の進化をさぐる重要な指標

の表面温度を横軸、絶対等級を縦軸にとった図がHR(ヘルツシュプルング・ラッセル)図です。この図を見るとがいくつかのグループに分かれることがわかります。図中で左上から右下へ並ぶのグループを主系列星と呼びます。右上のグループは赤色巨星、左上のグループは白色矮です。HR図はの進化のようすを知るうえでも重要な図です。