星の質量Post to TwitterFacebook Share

の質量はさまざま

夜空で輝いている恒には、さまざまな質量のものがあります。私たちにとってもっとも身近な恒である太陽は地球の質量の約33万倍(1.9891×10³ºkg、2兆kgの1兆倍のさらに100万倍=2の後にゼロが30個並ぶ数字)もある巨大なですが、宇宙には太陽より100倍も重いもあれば逆に太陽の1割にも満たない軽いも存在しています。質量の大きいほど数が少なく、質量の小さいほど数が多いことが分かっています。このような質量の違いはどのようにして決まるのか、今も研究が続けられています。

質量によって決まるの一生

太陽のような恒も生き物に例えられる誕生と死があります。そしてその一生は、の質量によって大きく変わってきます。質量の小さいほど寿命が長く、質量の大きいほど短い期間で死に至ります。太陽と同じくらいの質量をもつの寿命はおよそ100億年と考えられています。私たちの太陽は誕生してから約46億年が経っているので、およそ一生の半分くらい過ぎたことになります。一方、太陽の10倍の質量をもつの一生はおよそ1,000万年程度です。

は、宇宙にただよう水素やヘリウムのようなガスと塵(ちり)(これらをまとめて間物質とよびます)が集まって誕生します。これからになる直前の状態を原始星と言いますが、原始星は周囲の間物質を重力で引き寄せながら成長し、その周りにはのちに惑となるような物質が円盤を作ります。原始星の温度が十分に上がると、水素原子核4つからヘリウム原子核1つができる核融合反応が始まり、一人前のとして輝き始めます。この段階の主系列星と呼びます。質量の大きいほど激しく核融合反応がすすむので、質量の小さいより短期間で主系列星の時代を終えます。さらに核融合反応が進んでいくとはふくらみ始め、赤色巨星と呼ばれる赤くて大きなになります。太陽の質量の8倍よりも小さいの場合は、そのままガスを放出して一生を終えますが、それよりも質量の大きなの場合は超新星爆発を起こして一生を終えます。

さいだん座にある球状星団NGC6397の中心部。 (c) NASA and The Hubble Heritage Team (AURA/STScI) Acknowledgment: A. Cool (SFSU)
さいだん座にある球状星団NGC6397の中心部。 (c) NASA and The Hubble Heritage Team (AURA/STScI) Acknowledgment: A. Cool (SFSU)