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NASAの極限環境ミッション運用(NASA Extreme Environment Mission Operation:NEEMO)訓練は、米国フロリダ州キー・ラーゴ沖の海底20Mに設置された海底研究室「アクエリアス」で行われる訓練です。
アクエリアスは米国海洋大気庁NOAAの施設で大きさは直径約4m、長さ約14m。国際宇宙ステーションのロシアサービスモジュールと同じ程度です。ここに複数のメンバーが約1週間滞在し、様々なミッションを行います。下界と隔離された閉鎖環境で限られた水や食料で暮らし、室内にカメラが設置され、管制室からモニターされるという、いわば宇宙ステーションにいる宇宙飛行士達と同じような状況を作り出し、ストレスのかかる環境でチームワークや自己管理能力を高めることを目的としています。
同じメンバーで数ヵ月もの長期間にわたって、閉鎖空間で過ごす国際宇宙ステーションでは、「チームワーク」がミッションの正否を大きく左右する重要な要素となるため、NASAでは、夏や冬の山中で重い荷物を背負ってチームで縦走するなどの訓練を行っていますが、それを発展させたのがこのNEEMO訓練で、2001年から行われています。
その10回目の訓練が2006年7月22~28日の約1週間にわたって行われ、若田光一宇宙飛行士が6人のチームのコマンダー(リーダー)として参加しました。日本人の参加は初めてです。
若田飛行士達はNASAが開発中の月・火星探査で着る次世代宇宙服のための試験やローバーを使った探査実験を行いました。「アクエリアス」から船外活動を行って、宇宙服の重心位置がどこにあると作業がしやすいかをチェックしたり、珊瑚礁を月の岩に見立ててローバーを使って探査実験を行うなどの試験を行いました。若田飛行士は、2008年度に国際宇宙ステーションに長期滞在することが決まっており、この訓練の成果が生かされるでしょう。