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海王星

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関連情報

海王星の基本情報

太陽からの平均距離:45億445万km
・大きさ(赤道半径):24,764km
・質量(地球に対して):17.15倍
・平均密度:1.64g/cm³
・公転周期:164.774年
・自転周期:0.671日
・衛星の数:2009年1月現在13(すべて軌道が確定)

最果ての惑星

海王星は最も太陽から離れた位置を公転する惑星です。直径は地球の約4倍。天王星よりわずかに小さいですが、質量は天王星よりも大きいです。太陽からは約45億kmも離れているため、表面温度は摂氏マイナス220度近く、極寒の世界です。

探査機「ボイジャー2号」が撮影した海王星 (c)NASA/JPL
探査機「ボイジャー2号」が撮影した海王星 (c)NASA/JPL

木星型惑星・天王星型惑星の中で最大の密度をもつ

海王星は天王星同様、最も外側には水素を主成分とするガスの層、その下に水やメタン、アンモニアなどの氷でできたマントルの層、中心に岩石や氷、鉄とニッケルなどの合金でできた核、という構造になっていると考えられています。天王星よりもガスの層に含まれるメタンの量が多く、そのため青みがより強く、コバルトブルーに見えます。核が占める割合が天王星より大きく、そのため木星型惑星と天王星型惑星の中では密度が最も大きい惑星です。

東西方向に強い風が吹く

惑星探査機「ボイジャー2号」が探査したところ、海王星の表面に大暗斑と呼ばれる黒い大きな斑点模様が確認されました。木星の大赤斑に似たもので、大気中の巨大な渦だと考えられています。大暗斑のまわりには、メタンが凍ったものだと考えられている白い雲が見られます。この大暗斑は、数年後の地球からの観測では確認できず、消失してしまったとみられています。また、海王星の表面には東西方向に秒速400mもの強風が吹いており、強風に流される雲も確認されて「スクーター」と呼ばれています。

計算で発見された海王星

天王星の発見以降、その軌道が天文力学の計算に合わないのはその外側にさらに惑星があるためだと考えられていました。そのためいろいろな科学者が未知の惑星の大きさや、軌道、位置を計算していたのです。イギリスでは天文学者ジョン・クーチ・アダムスが、フランスでは天文学者ユルバン・ルベリエが計算をし、ルベリエの依頼を受けたドイツの天文学者ヨハン・ガレが1846年9月23日、ベルリン天文台での観測で海王星を発見したのです。ルベリエが計算としたものと発見された位置の誤差は1度しかありませんでした。

弧になっている環

海王星にも環があり、惑星探査機「ボイジャー2号」によって発見されました。環は4本発見されていますが、どれも非常に細く、何ヵ所か途切れて弧(アーク)になっている部分もあります。

探査機「ボイジャー2号」が撮影した海王星の環 (c)NASA/JPL
探査機「ボイジャー2号」が撮影した海王星の環 (c)NASA/JPL