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ニュー・ホライズンズ計画

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冥王星と惑星カロン、そしてその外側の小惑星群(カイパーベルト)を探る

「カイパーベルト・エクスプレス」計画は、2004年に打ち上げ、2012年に冥王星に到達する計画でした。しかし予算の削減から、NASAは2000年9月に、この計画の一時延期を決定しました。
これに対し多くの科学者から反対の声があがりました。この時期をのがすと、冥王星太陽から遠ざかり大気が凍結して観測が不可能になること、木星の重力を利用した加速(フライバイ)ができなくなること、そして次のチャンスは200年先になってしまうことなどが指摘されました。こうした動きに対しNASAは、再度探査計画を見直し、あらたに「ニュー・ホライズンズ計画」として、準備を進めていくことを決定しました。
ニュー・ホライズンズは2006年1月20日(日本時間)、フロリダ州ケープカナベララル空軍基地から打ち上げられました。2015年夏に冥王星に到着し、冥王星とカロンを観測、さらにその先に向かいます。

写真:冥王星へ接近する探査機(イラスト)
写真:冥王星へ接近する探査機(イラスト)

新しい天体発見の期待も

冥王星の外側には、トランスネプチュニア天体(TNO)とよばれる小惑星群があります。1992年以降、観測技術の革新によってTNOの天体は1,000個を超えています。全体では数万におよぶといわれ、ついに冥王星よりも大きな直径を持つ2003UB313という小惑星の発見が報じられました。
ニュー・ホライズンズ計画では、地上の情報を収集する撮影装置や電波計、分光器など多くの装置を装備して、冥王星やカロンの地形を調べたり、表面の化学組成や大気などを調べるほか、TNO天体の観測も行う予定です。