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観測衛星・宇宙望遠鏡

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よりよい観測条件を求めて宇宙へ

宇宙にある様々な天体からは、いろいろな波長の電磁波が出ています。このいろいろな電磁波を観測することでその天体の性質を知ることができますが、X線や紫外線、赤外線と電波の一部は地球の大気によって吸収されてしまいます。このため、地球上に望遠鏡を設置しても天体を観測することはできません。また、地上から天体観測をする場合には、地球大気の変動によって星の像がぶれたりぼやけてしまったりします。こうした地球大気の影響を避けるために、50年ほど前から急速に発展した宇宙開発技術を用いて望遠鏡を人工衛星として地球の大気の外に送り出して天体を観測するようになりました。これが天文観測衛星や宇宙望遠鏡と呼ばれるものです。

大気圏の外に出たハッブル宇宙望遠鏡

スペースシャトル・ディスカバリー号から切りはなされ、軌道投入されるハッブル宇宙望遠鏡
スペースシャトル・ディスカバリー号から切りはなされ、軌道投入されるハッブル宇宙望遠鏡

最も有名な宇宙望遠鏡は、1990年にアメリカのNASAが打ち上げたハッブル宇宙望遠鏡でしょう。全長約13m、主鏡の直径2.4mの望遠鏡は、スペースシャトルによって地球の周回軌道に運ばれました。ハッブル宇宙望遠鏡は宇宙にあるため、大気に吸収されてしまう紫外線も観測することができます。また、空気のない宇宙空間では星の像がぶれたりぼやけたりしないため、とてもはっきりとした天体の写真を撮ることができます。

活躍する様々な宇宙望遠鏡

ハッブル宇宙望遠鏡の他にも、たくさんの観測衛星・宇宙望遠鏡が活躍しています。日本も多くの観測衛星を打ち上げており、赤外線で見た宇宙地図を作る赤外線天文衛星「あかり」、非常に活発に活動する天体から出るX線を詳しく観測するX線天文衛星「すざく」、太陽で起きる様々な現象を観測する太陽観測衛星「ひので」などが次々と素晴らしい観測成果をあげています。また、今後もより高性能な宇宙望遠鏡の打ち上げがアメリカやヨーロッパ、日本などで計画されており、宇宙望遠鏡によって星の誕生や銀河の進化などのようすが次々に解明されていくと期待されています。