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小田稔

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日本の天文学者、小田稔(1923~2001)は、「すだれコリメーター」を発明したことで知られています。宇宙からは様々な波長の光(電磁波)がやってきます。そのうち、赤外線や可視光線、紫外線といった種類の電磁波はレンズや反射鏡によって焦点を結ばせることができます。しかし、それよりもはるかに波長の短い電磁波であるX線になると、通常のレンズや反射鏡による観測ができません。X線は透過力が強いために通常の素材では貫通してしまい、観測が困難です。小田が発明した「すだれコリメーター」は、そのような困難を解決し、X線の放射源の座標を精度良く観測することが可能になりました。その仕組みはいたって簡素で、簡単に言えばX線の検出器の前方に複層の「すだれ」を並べただけのものです。単純な発想による発明でしたが、その発想に至った小田の功績は高く評価されています。

宇宙に関する壮大なロマンを持ったその人柄から、研究者のあいだでは「星の王子様」の愛称で親しまれていました。