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星座のなりたち

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夜空を彩る星座たち。いったいこれらの星座はいつ、どこでつくられたのでしょうか?

メソポタミアで誕生した星座たち

現在、私たちが知っている星座の多くは今から約5,000年ほど前、メソポタミア地方(現在のイラク周辺)のバビロニアに住んでいたカルデア人によってつくられたといわれています。彼らは、夜ごと星を見上げ、めぼしい星々に名前をつけ線で結び、動物や神々の姿を当てはめていったのです。これらがいろいろな民族の言い伝えとともにギリシャに伝わり、神話と結び付けられました。そして約2,000年ほど前の学者、クラウディオス・プトレマイオスによって48の星座が整理されました。これが現在の星座の原形となります。

星からいろいろな情報を得ていた古代の人々

星空(宇宙)は神の世界だと信じていた古代の人々は、星を観察することによっていろいろなことを知ろうとしてきました。古代エジプトでは、「母なる川」ナイル川が氾濫(はんらん)する時期を星の動きにより正確に知ることができましたし、農作物の植え付けや刈り入れ時期も星によって推測することができました。ハワイや南太平洋の島々へと太平洋を渡った人々も、星を頼りに自分たちの位置や方角を求め航海をしたのだろうと考えられています。

国際天文学連合により、1928年に88の正式な星座を定義

王侯貴族のためにつくられた星座の一例、「フリードリヒの栄誉座」
王侯貴族のためにつくられた星座の一例、「フリードリヒの栄誉座」

古代人がつくった星座は、その後少しずつ数が増えていきました。大航海時代を迎えると南半球にまで航海をするようになり、人々は今までヨーロッパでは見ることのできなかった星空を目にして新しい星座を作っていきました。17世紀になると、天文学者たちが自分の趣味で星座を作ったり、パトロンである王侯貴族のために星座を捧げたりして、勝手に星座が作られるようになっていきました。また、西洋に限らず中国や日本、エジプトなどでも異なった星座(のようなもの)が使われていたのです。そこで1928年、国際天文学連合の総会で、これまでの星座を整理し、正式な88個の星座を定義しました。これらは赤経と赤緯の方向に沿った境界線で分けられ、なるべく古代からの姿をこわさないよう工夫されています。