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パンサット

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関連情報

分類:人工衛星
名称:パンサット/Pansat(Petite Amateur Navy Satellite)
小分類:通信放送衛星
開発機関/会社:アメリカ海軍大学大学院(NPS)
運用機関/会社:アメリカ海軍大学大学院(NPS)
打ち上げ年月日:1998年10月29日
打ち上げ国名/機関:アメリカ/アメリカ航空宇宙局(NASA)
打ち上げロケット:スペースシャトルディスカバリー」(STS-95)
打ち上げ場所:ゴダード宇宙飛行センター

パンサットは「Petite Amateur Navy Satellite」(小さなアマチュア海軍衛星)の略で、アメリカ海軍大学大学院の士官候補生たちが、学習の一環として組み立てた超小型の衛星です。パンサットの主な用途はアマチュア無線の交信中継ですが、その他に、戦闘機のパイロットが敵に迎撃された時や事故で不時着した時など、GPS(全地球測位システム)で自分の場所を調べたり、救助信号を中継するといった役割も持っています。パンサットは、NASAの「ヒッチハイカー計画」の一環として、スペースシャトルの二次貨物に積み込まれ、宇宙に放出されました。

1.どんな形をして、どんな性能を持っているの?
横から見ると8角形をした26面体で、直径は48cmです。18個の四角いパネルと8個の3角形のパネルで構成されています。四角いパネルのうち17個には太陽電池パネルが貼られており、3角形のパネルには4本の通信用アンテナが取り付けられています。打ち上げ時の重量は75kgです。設計寿命は約2年です。

2.どんな目的に使用されるの?
元々はアメリカ海軍大学大学院の学生教育プログラムの一環として、学生達が設計し組み立てた人工衛星で、NASAの「ヒッチハイカー計画」の一環として、スペースシャトルディスカバリー」の二次貨物として積み込まれました。「ヒッチハイカー計画」は低予算で結果が早く分かる小さな宇宙計画を、スペースシャトルを使って実現するものです。
主な目的はアマチュア無線の送受信で、送信・受信とも435.25〜437.75MHzの周波数帯を利用し、拡張スペクトル変調という方式でディジタル通信を行います。その他に、戦闘機のパイロットが敵に迎撃された時や事故で不時着した時など、GPS(全地球測位システム)で自分の場所を調べたり、救助信号を中継したりする用途にも使われます。さらに軍事目的以外には、衛星を利用して遠隔地での人命救助に利用したり、救助用の通信などにも利用されます。

3.宇宙でどんなことをし、今はどうなっているの?
NASAの「ヒッチハイカー計画」の一環として、スペースシャトルディスカバリー」に二次貨物として積み込まれたパンサットは、スプリング式の発射装置をセットした小さな缶の中に入れられ、発火式のボルトで宇宙空間に射出されました。その後は定常運用に入り、現在に至っています。

4.どのように地球を回るの?
高度約550km、公転周期約96分(地球を約96分で1周します)、軌道傾斜約28.5度の低い円軌道を周回します。